コレクター車の驚くべき落札価格にも、もはや驚かなくなった。しかし、それでもこの2017年式ドッジ・バイパーGTC ACR-Extremeは目を引く存在だった。走行距離わずか44マイルで、53万2,999ドルという高額落札を記録。これは、デュポン・レジストリ・ライブが主催したオークションで記録されたバイパー史上最高額となった。
同オークションを運営するデュポン・レジストリ・ライブのCEO、チャド・カニンガム氏は「第5世代バイパーの落札実績はこれまでにも優れたものがあったが、今回の記録はその中でも群を抜いている。まさに驚異的な結果だ」と語った。
この車両の特徴は、その唯一無二のカラーリングとセンターストライプにある。ブラックとイエローのツートンカラーに、シングルセンターストライプを施したモデルは世界に1台のみとされ、2017年式でこの仕様を持つのはこの車だけだという。また、エクストリーム・エアロ・パッケージも装備されており、フロントスプリッターやリアディフューザーも付属していた。
カニンガム氏によると、この車両は「地元のクライアントからの委託販売で、走行距離が極めて少なく、改造も一切されていない」とのこと。これにより、今後のA+クラスのバイパーの市場価値を再定義する結果となった。
工場出荷時の希望小売価格は15万4,085ドルだったが、落札価格はそれを大きく上回るものとなった。中古車市場でも、この車両は「第5世代バイパーで最も高価な取引」として記録された。前回の最高額を13万ドル以上も更新する結果となった。
専門家は「今後、この記録を超えるバイパーが現れる可能性は低いが、常に予想外の出来事は起こり得る」と指摘する。年々、マニュアルトランスミッションのV10エンジンを搭載したバイパーへの nostalgia(郷愁)が高まっていることも、この価格に反映されているのかもしれない。