欧州連合(EU)の欧州委員会は5月14日、Metaが運営するフェイスブックとインスタグラムにおいて、児童(13歳未満)の利用を防止する措置が不十分であるとして、デジタルサービス法(DSA)違反の暫定判断を発表した

同委員会は2年にわたる調査の結果、Metaが児童のアクセスを阻止するための適切な措置を講じていないだけでなく、既に利用している児童を特定して排除するシステムも不備であると指摘。例えば、フェイスブックやインスタグラムの登録時に、実際の年齢よりも上であると偽ることが容易であることが問題視された。

欧州委員会は、Metaに対しDSAの規制を遵守するための是正措置を求めており、違反が続けば最大120億ドル(約1兆8,000億円)の制裁金が科される可能性がある。

欧州委員会の見解

「Metaは、児童がフェイスブックやインスタグラムを利用するリスクを軽減するための十分な措置を講じていない。これはDSAの義務に違反するものであり、直ちに改善が必要だ」と委員会は述べた。

Metaの対応と今後の展開

Metaは声明で、「児童の安全を最優先に取り組んでおり、今後もEU当局と協力して改善策を講じていく」としている。しかし、欧州委員会は今回の暫定判断を踏まえ、正式な制裁に向けた手続きを進める方針だ。

また、同委員会は他の大手プラットフォームについてもDSAの遵守状況を監視しており、今後さらなる措置が発表される可能性もある。

出典: The Verge