米国の医薬品規制を担う食品医薬品局(FDA)のマーティ・マカリー長官が、1月22日に辞任を発表した。同局の医薬品・生物製剤部門ではすでに人材流出が深刻化しており、リーダーシップの空白が拡大することとなった。
マカリー氏は昨年、ロバート・F・ケネディJr.保健福祉長官、ジェイ・バタチャリャ国立衛生研究所(NIH)長官と共に、SNSプラットフォーム「X(旧Twitter)」上で58秒の動画を公開し、COVID-19ワクチンの妊婦や健康な子供への定期接種を中止する方針を発表していた。この発表は、パンデミック対応に懐疑的な立場の関係者にとって、長年の主張が認められた瞬間と受け止められた。
しかし、同氏の辞任により、FDAの政策転換がもたらした影響や、規制当局の意思決定プロセスに対する疑問が改めて浮上している。特に、COVID-19ワクチンの推奨方針変更が科学的根拠に基づいていたのか、それとも政治的圧力によるものだったのかが議論を呼んでいる。
FDAは今後、新たな長官の任命に向けて調整を進める見通しだが、医薬品・生物製剤部門の安定化と信頼回復が急務となっている。
出典:
STAT News