伝説的な音響技師、スティーブ・マスロウ氏(81歳)が死去した。「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」、「インディ・ジョーンズ/失われたアーク」などでアカデミー賞を3度受賞した功績で知られる。友人や家族が12日、死去を発表した。

マスロウ氏は11日、カリフォルニア州ウェストヒルズの自宅で、がんとの長い闘病の末に死去した。妻のロナ・マスロウ氏が「ザ・ハリウッド・リポーター」に明かした。

音響技師のグレッグ・P・ラッセル氏(17度のアカデミー賞ノミネート経験あり)はInstagramで「スティーブ・マスロウの訃報を聞いて言葉が見つからない。我々は最高の技師の一人を失った。多くの愛する人々が今日、深い悲しみに暮れている。 buddy、ありがとう。思い出をありがとう」と追悼のコメントを寄せた。

数々の名作で輝かしい実績

マスロウ氏は1984年の「デューン」、1995年の「ウォーターワールド」、1996年の「ツイスター」、2000年の「U-571」などでも音響技師を務めた。生涯で200本以上の映画に携わり、そのうち半数近くは音響技師グラン・ランドカー氏との共同作業だった。二人のタッグは1979年の「スター・トレック」で始まり、マスロウ氏のアカデミー賞受賞作のうち「デューン」を除く全てをランドカー氏と共同で手掛けた。

マスロウ氏は対話と音楽の音響ミキシングのエキスパートとして、幅広い監督とのコラボレーションで知られた。ジョン・カーペンター監督作品(「ニューヨーク1997」「ザ・シング」「スターマン」など)やティム・バートン監督作品(「ビートルジュース」「エド・ウッド」「バットマン リターンズ」など)でも活躍した。

ジョージ・ルーカス監督との仕事では、「帝国の逆襲」と「失われたアーク」でアカデミー賞を2年連続受賞。その活動はジャンルやスタイルを超え、「 Ferris Bueller's Day Off 」「40歳の独身男」「マッドマックス:フュリオサ」など多岐にわたった。

音楽業界から映画界へ

マスロウ氏は1960年代のサイケデリックロックバンド「ストロベリー・アラーム・クロック」のローディーとしてキャリアをスタート。フランク・ヴァリ&フォーシーズンズなどのレコーディングエンジニアを経て、映画の音響ミキシングの道へ進んだ。

survivors には妻のロナ氏、息子のトラビス氏、孫がいる。

出典: The Wrap