ワシントン発 — 米国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の元上級顧問だったデイビッド・モレンズ氏が、情報公開法(FOIA)に基づく記録開示要求を隠蔽した容疑で、火曜日に起訴された。

トランプ政権の関係者が提出した法廷文書によると、モレンズ氏は新型コロナウイルスの起源をめぐる議論を妨害する目的で、記録を隠蔽・改ざんしたとされる。さらに、その見返りとして高級レストランでの食事やワインを受け取っていたと主張されている。

モレンズ氏は、NIAIDの元所長で、パンデミック対応で中心的な役割を果たしたアンソニー・ファウチ博士の上級顧問を務めていた。ただし、今回の起訴状ではファウチ博士の名前は直接挙げられていない。

法廷文書によれば、モレンズ氏は2020年から2022年にかけて、FOIAに基づく記録開示要求を受けた際に、関連文書を故意に隠したり、削除したりしていたという。また、外部の研究者やメディアからの情報公開請求を回避するために、個人メールアカウントを使用していたとも報告されている。

さらに、モレンズ氏は自身の行為に対する報酬として、高級レストランでの食事やワインの提供を受けていたとされ、これらの行為が「公的資金の不正使用」に該当する可能性も指摘されている。

今回の起訴は、新型コロナウイルスの起源調査に関連する記録の透明性をめぐる議論が続く中で、注目を集めている。米国政府は、ウイルスの起源についての調査を進めており、モレンズ氏の行為が調査の妨げになった可能性があるとの見方もある。

出典: STAT News