米国時間11月9日、アルテミスIIのクルーは地球帰還から6日後に記者会見を開き、その後複数のメディアインタビューに応じた。その中で、宇宙メディア「アルス・テクニカ」は、オリオン宇宙船のパイロットを務めたビクター・グローバー宇宙飛行士と単独インタビューを行う機会を得た。

グローバー氏とアルスの関係は、約10年前にさかのぼる。当時、アルスはアポロ計画50周年を記念した特集「The Greatest Leap」の一環として、グローバー氏との対談を実施していた。そして今、グローバー氏はアポロ計画に続く有人月探査計画「アルテミス」の一翼を担うパイロットとして、月への有人飛行と月面基地の構築という新たな歴史の一端を担っている。

海軍出身のテストパイロットであるグローバー氏は、2020年11月にISS(国際宇宙ステーション)への初の商業有人ミッション「クルー・ドラゴン」のパイロットとして初の宇宙飛行を経験した。地球帰還から2年後の2023年、グローバー氏はアルテミスIIミッションに選ばれ、月への往復飛行におけるオリオン宇宙船のテストパイロットとして、主に操縦とシステム評価を担当した。