米国の進歩派を代表する政治家、アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)議員は、一部の進歩派がマージョリー・テイラー・グリーン議員を信頼できる存在とみなす考えに反対し、彼女を「反ユダヤ主義者でイスラエルへの理解もない」と強く批判した。
シカゴ大学の「政治学研究所」で行われた講演で、オカシオ=コルテス議員は、グリーン議員に関する直接的な質問を受けたわけではなかったが、学生からの質問がきっかけでこの議論が展開された。
議員の発言の要旨
学生が「2021年に、下院議員のなかに『正当化された白人至上主義者の支持者』がいると発言しました。しかしその後、議会内の議員による株式取引の禁止を目指す法案では、共和党のティム・バーチェット議員と協力しました。この発言を今でも支持しますか?」と尋ねた。
これに対し、オカシオ=コルテス議員は「その発言は正しいから支持します。バーチェット議員は私を共産主義者や魔女と呼んでいますが、議会内のインサイダー取引を禁止することが重要なのです。結果を重視します」と回答した。
しかし、彼女は続けて「すべての人に同じ基準を適用できるわけではありません。特定の分野では、その人物の過去の記録を無視すべきではないのです。信頼できるかどうか、意図や結果、文脈を総合的に判断しなければなりません」と述べた。
グリーン議員への厳しい見方
オカシオ=コルテス議員は、グリーン議員について「証明された偏見主義者であり反ユダヤ主義者」と明確に非難し、「左派が白人ナショナリストと同盟を結ぶことは、我々の運動にとって利益をもたらさない」と主張した。
「行動、結果、意図、そしてその先に進む方向性を慎重に見極める必要があります」と彼女は強調した。
グリーン議員の反応と主張
グリーン議員は昨年11月、大統領が自身に対する攻撃的な発言を奨励したことで「死の脅迫や有罪判決につながった歴史的な経緯」を引用し、「今回は米国大統領によって同じような状況が引き起こされている」と述べた。また、「女性として、男性からの脅迫を深刻に受け止めている」と主張した。
さらに今年4月には、トランプ前大統領が「支配できない女性、神を崇める知的な女性を嫌悪している」との見方を示し、自身のX(旧Twitter)で「トランプは支配できない女性、神を崇める知的な女性を嫌悪している」と反論した。