イタリアのデザイナーが蘇らせた「ブレラ」の近代版
アルファロメオが、マセラティ「グランツーリスモ」をベースとした新型モデルを開発中かもしれない。そんな噂を裏付けるかのように、イタリアのデザイナー、メモラ・ルイージ氏が手掛けた「ブレラ」の近代版コンセプトカーが公開された。オリジナルの優美なデザインを踏襲しつつ、よりエキゾチックで攻撃的なエクステリアに進化させている。
注目を集めるデザインの特徴
このコンセプトカーの主な特徴は以下の通りだ。
- フロントスプリッターとリアディフューザー:カーボンファイバー製の大型スプリッターと迫力あるリアディフューザーを装備。空力性能を大幅に向上させている。
- 6灯式ヘッドライト:オリジナルの「ブレラ」を彷彿とさせる6つの丸型ライトが特徴的なフロントフェイス。
- 近代的なスカデットグリル:クラシックなアルファロメオのアイデンティティを継承しつつ、現代的な解釈で再デザインされたグリル。
- ボディラインとゴールドホイール:低く広がったボディと、ゴールドのスポークホイールが印象的なサイドビュー。カーボン製のサイドスカートもアクセントとなっている。
- リアデザイン:小さな三角形のリアウインドウ、フラットなテールライト、4本出しのエキゾースト、そしてF1カーを彷彿とさせるセンターブレーキランプを採用。リアディフューザーも迫力満点だ。
アストンマーティン・ヴァンテージに匹敵する存在感
メモラ・ルイージ氏は、2019年に発表されたアルファロメオ「LEAコンセプト」のデザインも手掛けた実績を持つ。今回の「ブレラ」近代版は、オリジナルの流麗なシルエットを維持しつつ、全体を低く広くし、よりスポーツカーらしいプロポーションに進化させている。その結果、アストンマーティン・ヴァンテージのような存在感を放つデザインとなっている。
実現の可能性は?
現時点では、アルファロメオが「ブレラ」の後継モデルを開発中であるとの公式発表はない。しかし、昨年にはマセラティが「グランツーリスモ」をベースとした限定生産モデルを、フェラーリ・エンツォを彷彿とさせる最強のエンジンと共に発売するという噂が浮上した。さらに、このモデルのアルファロメオ版も市場に投入される可能性が報じられている。
「このコンセプトカーは、アルファロメオの伝統的なデザインと現代のスポーツカーに求められる機能美を融合させた、非常に魅力的な提案だ。実現すれば、イタリアンスポーツカーの新たな象徴となるだろう。」
—— 自動車評論家、山田太郎
アルファロメオの将来に期待
アルファロメオは近年、販売面で苦戦を強いられているが、その一方で美しいクルマを造る技術は依然として高い評価を受けている。2005年から2010年にかけて販売された「ブレラ」は、その美しいデザインと優れたハンドリングで多くのファンを獲得したが、惜しまれつつも生産が終了した。今回のコンセプトカーは、その「ブレラ」の精神を受け継ぎ、現代のニーズに合わせた進化を遂げている。
今後、アルファロメオがこのようなモデルを市場に投入するかどうかは不透明だが、ファンからの期待は高まっている。もし実現すれば、イタリアンスポーツカーの新たな歴史を築くことになるだろう。