米国時間12月7日、ゴールデングローブ賞を主催するハリウッド外国人記者協会(HFPA)は、人工知能(AI)技術の映画・テレビ作品への使用に関する新たなルールを発表した。

同協会は公式声明で、「AIを含む技術の使用は、人間による創造的指揮、芸術的判断、作者性が制作過程を通じて主体的である限り、受賞資格を自動的に排除するものではない」と明記した。その一方で、「AIや類似技術は制作過程の一部として利用できるが、人間の才能による中核的な創造的貢献を置き換えることはできない」と強調した。

AI使用の透明性を求める新基準

今回のルール改定では、出品作品に関して以下の点が義務付けられる。

  • AI使用の詳細開示:作品に生成AIがどのように活用されたか、具体的な使用方法を明記する。
  • 俳優の演技改変の有無:AIを用いて俳優の演技やパフォーマンスに加えられた変更の有無を報告する。

これらの情報は、審査対象となるすべての作品に対して提出が求められる。

人間の創造性を重視する審査基準

ゴールデングローブ賞の審査は、今後「クレジットされた個人による創造的指揮、芸術的判断、実行がどこまで作品に反映されているか」を基準に行われる。AI技術は補助的な役割に留まることが前提とされ、人間の創造性を代替する形での使用は認められない。

同協会は声明で、「AI技術は制作の効率化や表現の拡張に寄与する可能性があるが、最終的な受賞資格は人間の創造性と責任に基づく作品に与えられる」と改めて強調した。

出典: The Wrap