サンフランシスコ市警察は12月8日未明、OpenAIのCEOサム・アルトマン氏の自宅に放火用の瓶(Molotov cocktail)を投げ込んだ容疑者を逮捕したと発表した。

現地時間午前3時43分ごろ、警察は「CEO宅に発火物を投げ込んだ」との通報を受け、現場に急行。その後、容疑者が逮捕された。けが人や大きな被害は報告されていない。

OpenAIのセキュリティチームは社員に対し、事件発生直後に以下の注意喚起メールを送信していた。

「現地時間午前3時45分ごろ、特定不能な人物がサム・アルトマン氏の自宅に侵入し、発火物を投げ込みました。同物は近くで消火され、けが人はいませんでした。被害は軽微です」

「その後、ミッションベイ地区にある当社本社(MB1)の外で、容疑者とみられる人物とセキュリティが接触。同人物は建物に対する脅迫発言を行いました」

OpenAIの広報担当者は、Wiredの取材に対し、投げ込まれた発火物がMolotov cocktailであったことを明らかにした。

「今朝、誰かがサム・アルトマン氏の自宅にMolotov cocktailを投げ込み、サンフランシスコ本社でも脅迫発言が行われました。幸い、けが人は出ませんでした」
「サンフランシスコ市警察の迅速な対応と、市当局による従業員の安全確保に深く感謝します。容疑者は拘束されており、捜査に協力しています」

同社は現在も通常営業を続けているが、セキュリティチームは社員に対し、同日中に警察官や警備員の増員が見られる可能性があると通知。また、社員に対して「誰も後ろからビルに侵入させないよう注意すること」を求めた。

背景に軍事利用への反発

今回の事件は、アルトマンCEOが米国防総省とAIシステムの軍事展開に関する合意を結んだことで高まったOpenAIへの反発を背景としている。同社本社前ではこれまでも抗議活動が行われており、先月には暴力的な脅迫を受けたとしてサンフランシスコオフィスが一時封鎖されたばかりだ。

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出典: Futurism