ドイツの自動車メーカースマートは、1998年にデビューした名車ForTwoのDNAを受け継ぐ新型EV「コンセプト#2」を、4月22日から開催される北京モーターショーで世界初公開する。
コンセプト#2は、スマートの新しいラインナップとして、コンパクトなシティカーながらもファッション性とプレミアム感を兼ね備えたデザインが特徴。2024年に生産を終了した往年のForTwoと同様のシルエットを踏襲しつつ、現代的なアプローチで進化を遂げている。
デザインの特徴:往年の魅力と現代的な洗練
公開されたコンセプト画像からは、丸みを帯びたアーチ形状や、新世代スマート車(#1、#3、#5)と共通のフロントフェイスが確認できる。ただし、#2は#1よりも小型で、価格帯も控えめになる見込みだ。
カラーリングはマットホワイトとウォームゴールドのツートーンを採用。バックルのようなディテールやレザー調のパーツなど、ファッションアイテムのような洗練された仕上げが施されている。これは、スマートが単なる実用的なEVではなく、プレミアムEVメーカーとしての地位を確立しつつあることを示している。
技術的挑戦:小型EVの実用性と安全性
スマートCEOの唐向北氏は、小型EVの開発が大型車よりも難しいと語る。バッテリーの搭載効率、安全性、実用性を両立させることは、「専門家レベルのエンジニアリング」を要するという。しかし、#2は単なる技術の粋だけでなく、スマートのブランドイメージを象徴する存在でもある。1998年のForTwo発売以来、スマートは「奇抜で楽しいシティモビリティ」の先駆けとして、多くのファンを獲得してきた。
北京モーターショーでお披露目:#6と共に
コンセプト#2は、北京モーターショーで中国市場専用の新型セダン「#6」と同時に発表される。#6はメルセデス・ベンツ グローバルデザインチームが手掛けたモデルで、メルセデスEQEのエントリーモデル的な位置づけになると見られている。
スマートは、コンセプト#2を通じて、かつての小型ながらも個性的なシティカーとしての魅力を再び発信し、プレミアムEVブランドへの転換を加速させる。今後の量産モデルにどのようなデザイン要素が採用されるのか、注目が集まる。