保守系論客のタッカー・カールソン氏が、自身の番組「ザ・タッカー・カールソン・ショー」で、ドナルド・トランプ前大統領の再選に関与した責任を認め、謝罪した。
番組内で弟のバックリー・カールソン氏との対談中、カールソン氏は「私たちや、私たちと同じ考えを持つ何百万人もの人々が、今の状況を招いた当事者だ」と述べた。
「私たちのような人間が、今の事態を引き起こしたのは間違いない。単に『考えを変えた』とか、『もう関係ない』と言うだけでは済まない問題だ」
さらに、自身の行動が長期にわたり「悔恨の念」を抱くと述べた上で、「人々を誤解させたことを謝罪する。故意ではなかったが、結果としてそうなってしまった」と語った。
この発言は、弟のバックリー氏が25条を適用し、大統領の職務遂行能力を一時的に停止させる可能性について言及した直後だった。バックリー氏は「25条はそのために存在する。この文脈で議論すること自体、決して突飛なことではない。国家が深刻な損害を被っているのであれば、冷静な判断ができる者が介入し、力を行使すべきだ」と述べた。
カールソン氏のトランプ前大統領との決別は、MAGA(Make America Great Again)支持者の間でも注目を集めてきた。同氏はMAGAメディアの先駆者の一人として知られていたが、昨年2月にイランへの軍事行動を批判した際、トランプ氏から「低知能」「狂人」「問題児」などと罵倒された。
トランプ氏は先月にはTruth Social上で「カールソンは大学も卒業できなかった落ちこぼれで、FOXニュースを解雇された時にはすでに破綻していた。今もろくな人間ではない。精神科医にかかるべきだ」と投稿していた。
しかし、今年4月にはカールソン氏がトランプ氏のオンライン攻撃に対し「慈悲」を示すコメントを発表していた。