カンザスシティ・チーフスが、ドラフト1巡目6位でコーナーバックのマンスール・デラネを指名した際、多くの関係者を驚かせた。しかし、これはGMブレット・ヴェイチの意図的な戦略だった。
ヴェイチ氏はドラフト後の記者会見で、チームがデラネへの関心を秘密に保つよう努めたと述べた。実際、チーフスは数週間前からデラネを最も適した選手と見なしていたという。
「3~4週間前、30選手との面談を進めていた頃、スパグノロヘッドコーチに『コーナーバックを連れてくる』と伝えたんだ」とヴェイチ氏は語った。
「彼は『連れてくるな。オンラインで済ませよう。秘密にしよう』と言った。我々はそれを実行したと思う」
ヴェイチ氏は、多くのメディアがチーフスがオフェンシブラインの選手を指名すると予想していたと述べた上で、デラネこそがチームが求めていた選手だったと強調した。
「デビッド・ベイリーとアーヴェル・リースが指名されていたら、という前提はあるが、デラネも同等の評価を受けていた。優れたコーナーバックは貴重で、我々は過去にドラフト終盤で優れたコーナーバックを獲得してきた。しかし、トップクラスのコーナーバックに手が届く状況であれば、我々はそれを獲得する」
チーフスはドラフト1日目の指名権を9位から6位に引き上げるため、クリーブランド・ブラウンズとのトレードを実行。これにより、デラネを獲得した。
ヴェイチ氏はデラネについて「非常に流動的でアスリート性に優れている。40ヤード走で4.3秒を記録した選手だが、それだけではない。冷静で状況判断力に優れ、ボールスキルも高い。タックルも強く、内外どちらのポジションでもプレーできる」と評価した。
「我々は彼が最も完成されたコーナーバックだと考えている。おそらくドラフト1位のコンセンサスだっただろう。9位指名権を持っていた我々が、1位のコーナーバックを獲得できたのは幸運だった」