米国のドナルド・トランプ大統領は8日、ホワイトハウス前での記者会見において、イランが米国との合意に応じない場合、核攻撃を実施すると示唆した。直近のホルムズ海峡における衝突を受け、米国とイランは互いに攻撃を展開。イラン側は米国の艦船3隻に対し、ミサイルやドローン、小型船を使用した攻撃を実施。米国はこれに対し、イランの油タンカーやバンダル・カーミール、シーリク、キシュ島など沿岸部の標的に爆撃を加えた。

トランプ氏は停戦が維持されていると述べた上で、以下のように発言した。「今日、我々を侮った彼らは、報復を受けた。侮ったとは、 trifle(些細なこと)と呼ぶ。停戦が破られれば、その事実を知る必要すらなくなる。イラン全土が光り輝く光景を目にすることになるだろう。彼らは直ちに合意に署名すべきだ」

Q: 今日の攻撃後もイランとの停戦は続いていますか?
TRUMP: そうだ。今日、我々を侮った彼らは報復を受けた。停戦が破られれば、巨大な光がイランから放たれるだろう。彼らは直ちに合意に署名すべきだ。
— Aaron Rupar (@atrupar) 2026年5月8日

さらにトランプ氏は、和平交渉が「非常に順調に進んでいる」としながらも、「合意が成立しなければ、彼らは多大な痛みを経験することになる。彼らは合意を望んでいる。その望みは私が思うよりもはるかに強い」と述べた。

「光り輝く光景」とは核攻撃を指すのか?
少なくとも大規模な爆撃作戦を示唆する発言と受け取るのが妥当だろう。米FOXニュースによると、米国は前日、複数の空のイラン油タンカーを攻撃したと報じられており、トランプ氏はホルムズ海峡封鎖の解除を迫るため、軍事力を行使しイランを威嚇しようとしている可能性がある。しかし、現時点では戦争終結に向けた具体的な進展は見られず、世界経済は高止まりする燃料価格の影響を受け続けている。核攻撃は状況をさらに悪化させるだけだ。