第45代アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプ氏が、自身にとって初となるホワイトハウス記者会 dinner(WHCD)に向け、ジョークライターを起用していたことが明らかになった。この情報は、トランプ前大統領の娘婿で、かつて共和党全国委員会(RNC)委員長を務めたララ・トランプ氏が、11日に放送されたポッドキャスト番組「Citizen McCain」で明かしたものだ。

ララ・トランプ氏は同番組に出演し、大統領が WHCD に「本気で攻撃する」と意気込んでいると述べた。また、大統領が「一切手加減しない」と明言したとも伝えた。番組ホストのメーガン・マケイン氏とミランダ・ウィルキンス氏は、トランプ氏のパフォーマンスに期待を寄せた。

メーガン・マケイン氏は「記者会 dinner で、会場にいる全てのジャーナリストをこき下ろしてくれることを望む。そしてそれを楽しみにしている」と語った。また「まるで LSD を飲んだセレブのローストみたいなものを期待している」とジョークを交えながらも、トランプ氏のパフォーマンスに対する期待感を示した。

これに対し、ララ・トランプ氏は「大統領はこれまで出会った中で最も面白い人物の一人」と評価。大統領のジョークが「的を射ている」とし、「これは間違いなく楽しい時間になる」と語った。さらに「大統領は楽しむために参加する。これは彼にとって非常に重要な転機だ」と強調した。

ララ・トランプ氏は続けて「多くの人が指摘するように、トランプ氏が立候補した理由の一つは、オバマ前大統領が WHCD で行ったジョークにあると言われている。当時、オバマ氏はトランプ氏の『birtherism』陰謀論を揶揄し、『月には行ったことがない』と発言したり、ビギーとタパックがまだ生きていると主張したりしていた。その出来事が、トランプ氏の政治への関心を高めたと言われている」と説明した。

さらにララ・トランプ氏は「大統領は WHCD に参加することを非常に楽しみにしている。これは素晴らしい転機だと思う。そして、誰もが覚悟すべきだ。大統領は徹底的に攻撃するだろう。手加減はしないと分かっている」と語った。

ミランダ・ウィルキンス氏が「大統領は自身でジョークを書いているのか、それともジョークライターを起用しているのか」と尋ねたところ、ララ・トランプ氏は「両方だ。大統領は優秀な人材を起用しているが、自身でも優れた素材を生み出している。Truth Social や、直接のスピーチなどで見られる通りだ」と回答した。

なお、WHCD は歴代大統領が参加する恒例行事だが、トランプ氏は 2017 年の就任後、WHCD を欠席し続けていた。そのため、今回の参加は 2011 年以来、実に 13 年ぶりとなる。当時、オバマ前大統領は WHCD でトランプ氏(当時は実業家)を揶揄し、その発言が「birtherism」陰謀論を巡る論争を引き起こした。この出来事が、トランプ氏の政治への関心を高めたとされる。今回、大統領自らが WHCD に参加し、かつて自分を攻撃した相手に対してどのようなパフォーマンスを見せるのか、世界中の注目が集まっている。

出典: The Wrap