トランプ氏、CDC長官に公衆衛生の専門家を指名
米国のドナルド・トランプ前大統領は、米疾病対策センター(CDC)の次期長官に、エリカ・シュワルツ医師を指名したと発表した。シュワルツ医師は、予防医学の認定医であり、ワクチン推進派として知られ、科学的根拠に基づく医療を支持してきた経歴を持つ。
反ワクチン論者の影響を懸念していた専門家ら
今回の人選は、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健長官(医学・科学・公衆衛生の専門知識なし)による反ワクチン政策が、中間選挙を控えた共和党にとって不利な要因となっていたことへの対応とみられる。専門家らは、ケネディ長官の発言が公衆衛生政策に悪影響を及ぼすと懸念していた。
シュワルツ医師の経歴
シュワルツ医師は、トランプ前大統領の第一期政権で副軍医総監を務めた経験を持つ。海軍士官としてのキャリアをスタートさせ、米沿岸警備隊の主席医療責任者や米公衆衛生局准将を歴任。ブラウン大学で医学博士号、メリーランド大学で公衆衛生学修士号と法学博士号を取得している。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック時には、連邦政府のワクチン配布計画に関与していた。
専門家の反応は慎重ながらも肯定的
専門家らは、シュワルツ医師の指名を概ね評価しているものの、CDCの独立性や公衆衛生政策の透明性に対する懸念は残る。特に、ケネディ長官の影響力が完全に排除されたわけではないため、今後の動向が注目される。
出典:
Ars Technica