米国のドナルド・トランプ前大統領は、ホワイトハウス記者協会晩餐会(WHCD)で発砲事件が発生した際の自身の行動について、CBSの「60 Minutes」に出演し、転倒した事実を否定した。
WHCDの翌日に放送されたインタビューで、司会者のノラ・オドネル氏は、トランプ氏が安全な場所へ避難する際に転倒した映像を示し、「混乱しているように見えました。一度転倒されたようですが、何があったのですか?」と質問。これに対し、トランプ氏は「私は振り返って歩き始めた。警護要員から『伏せてください』と言われたので伏せた。ファーストレディも一緒に伏せた」と述べた。
さらに、オドネル氏が「ほとんど這うように避難されたのですか?」と追及すると、トランプ氏は「私は立って歩いていた。背中を向けて半分くらい進んだところで、『伏せてください』と言われたので伏せた」と説明した。
しかし、WHCDからの退場シーンを捉えた複数の映像では、トランプ氏がステージから降りる際に転倒したように見え、少なくとも3人の警護要員が彼を支えている様子が確認できる。また、別の映像では、警護要員が「部屋は安全です」とアナウンスしながらトランプ氏を退場させている場面もあった。
この発言は、映像との矛盾が指摘されており、なぜトランプ氏が事実と異なる説明をしたのかは明らかではない。専門家は、自身のイメージを重視するあまり、事実を曲げたとの見方を示している。
出典:
The New Republic