米FOXニュースの看板番組「ハニティ」の司会者、ショーン・ハニティ氏が、ドナルド・トランプ大統領のイラン情勢に関する曖昧な発言に苛立ちを示した。5月15日に放送されたインタビューでは、ハニティ氏が中国の習近平国家主席との関係を通じたイランへの影響力について質問したが、トランプ氏は明確な回答を避けた。
ハニティ氏:「中国の習主席はイランに影響力を及ぼすことができると思いますか?中国はイランの最大の顧客の一つですから。」
トランプ氏:「多分そうだろうが、その、彼は銃を持ってやってくるわけじゃない。彼らは撃ち合いをしているわけじゃない。」
ハニティ氏が「影響力」と繰り返すと、トランプ氏は話題を米国産原油の購入にすり替えた。「中国は米国から原油を購入することに合意した。彼らは原油の40%をその地域から得ている。米国との取引が実現すれば、大きな成果になるだろう」と述べた。
さらに、トランプ氏は習主席がイランの核開発について明確な立場を示さない可能性に言及した。「中国もイランが核兵器を持つべきではないと考えていると思う。私は『彼らは完全に狂っている。核兵器を持つ必要はない』と言った。」「習主席はどう答えたのか?」とハニティ氏が問うと、トランプ氏は「彼はそれほど反応しない。冷静な人だから。『いい点だ』とは言わないだろう」と答えた。ハニティ氏が「習主席は賛成したと思いますか?」と重ねて尋ねると、トランプ氏は「彼はイランが核兵器を持つべきではないと考えていると思う。だが、はっきりとは言わないだろう」と述べた。
トランプ政権はイランの核開発能力の完全な停止を求め、圧力を強化すると表明している。しかし、6月22日に行われたイランの核施設への空爆について、元国家反テロセンター長官のジョー・ケント氏は「イランは米国にとって差し迫った脅威ではなく、戦争はイスラエルとその米国内の圧力団体による影響が大きい」と主張し、3月に辞任に至った経緯を明かした。戦争開始から11週間で、米国とイスラエルは数千人のイラン人を殺害したとされるが、イランの核開発の現状は依然として不透明だ。