米国のドナルド・トランプ前大統領は10日、イランが「崩壊状態」にあり、ホルムズ海峡の早期開放を米国に要請していると主張した。しかし、イラン側からの公式な確認はなく、具体的な根拠は依然として不明なままとなっている。
トランプ氏はソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に投稿し、「イランは現在『崩壊状態』にあり、指導体制の立て直しを図っている。彼らはホルムズ海峡の早期開放を求めている」と述べた。また、イランが指導体制を立て直す能力については「可能だと信じている」とコメントした。
この発言は、イランが先週提案した「ホルムズ海峡の開放と制裁解除を優先し、核交渉を後回しにする」という取引内容と関連している。しかし、米国の国家安全保障チームとの協議後、具体的な決定は下されていないことが明らかになった。
ホワイトハウスのカロライン・レヴィット報道官は9日の記者会見で、「イランに対する大統領のレッドラインは、米国民だけでなく、イラン側にも明確に伝えられている」と述べ、核交渉の重要性を強調した。米国の当局者によれば、トランプ氏はイランの提案を受け入れる意向はなく、核プログラムの完全な廃止を優先する方針を示しているという。
ホルムズ海峡は世界有数の原油輸送ルートであり、イランと米国の緊張が高まる中、その安定性が国際社会から注目されている。
出典:
Axios