米国のトランプ前大統領は6月7日、記者団に対し、イランが「不当な行動」を取った場合、新たな軍事攻撃を命じる可能性があると述べた。

同氏は「イランが不当な行動を取れば、悪いことをすれば、現在はまだ分からないが、新たな攻撃が実行される可能性はある」と発言。和平交渉の行き詰まりを打破するため、軍事オプションを検討していることを示唆した。

イランの新提案と米国の反応

同日には、イランが米国に対し、和平合意の枠組みに関する14項目の更新提案を提示した。関係筋によると、この提案には以下の内容が含まれている。

  • ホルムズ海峡の再開通に向けた交渉を1か月以内に開始
  • 米国の海上封鎖の解除
  • イランとレバノンにおける戦争の恒久的終結
  • 上記合意成立後、さらに1か月かけてイランの核開発計画に関する交渉を実施

トランプ氏はこの提案に対し、6月6日には「不満足」と述べていたが、7日には飛行機内で詳細を確認すると明言。記者団に対し「現在検討中だ。後ほど結果を伝える」と語った。

その後、トランプ氏はSNS「トゥルース・ソーシャル」に「この合意案が受け入れ可能とは思えない」と投稿。さらに「過去47年間、人類と世界に多大な被害を与えてきたイランが、十分な代償を払っていない」と強調した。

軍事オプションの検討状況

米中央軍(CENTCOM)のブラッド・クーパー司令官は6月6日、イランに対する新たな軍事攻撃計画についてトランプ氏に報告。その後、中東地域に向かい、7日にはアラビア海の強襲揚陸艦「USS トリポリ」で兵士と面会した。

和平交渉の行き詰まりを受け、米国は軍事的圧力を含む複数の選択肢を検討している。トランプ氏の発言は、交渉が進展しない場合の強硬策を示唆するものだ。

出典: Axios