2026年のワールドカップは北米3か国で開催されるが、FIFAのチケット高額販売や空港の混乱、さらには選手の出場資格問題など、さまざまな問題が浮上している。そんな中、ナイキがAIを活用して設計したとされる新しい代表ユニフォームが、奇妙なシルエットにより「失敗作」と批判されている。

英ガーディアン紙によると、フランス代表のキリアン・エムバペ選手やウルグアイ代表のフェデリコ・バルベルデ選手など、複数の選手が着用したユニフォームの肩部分に不自然な膨らみが見られ、まるで肩パッドを無理に装着したかのような奇妙な形状になっていたという。特にウルグアイ代表のユニフォームは、バルベルデ選手が通常より小さなサイズを着ているかのような印象を与え、試合中の動きにも支障をきたしていた。

ナイキは公式声明で、肩部分のシームに「軽微な問題」があったことを認めたものの、具体的な原因については明らかにしていない。同社は「パフォーマンスには影響ないが、見た目は改善が必要」とコメントしている。

AI設計の「Aero-FIT」技術が招いた失敗か

ナイキは今回のユニフォームに「Aero-FIT」と呼ばれる新技術を採用したと発表していた。この技術は、計算設計と特殊な編み方を組み合わせたもので、暑い試合環境下でも選手が快適に過ごせるよう設計されていると説明されている。しかし、その「計算設計」という言葉にAIの関与が示唆されている。

ガーディアン紙の関係者によると、この技術にはAI要素が取り入れられており、人間のデザイナーとAIが協力して設計した可能性があるという。もしそうであれば、AIが招いた設計ミスの可能性が浮上する。

選手だけでなくファンも不満の声

選手だけでなく、200ドル近くで購入したファンからも不満の声が上がっている。SNS上では「肩の縫い目が変な風に盛り上がって、どう着てもこの形になる」「 stupid, STUPID design( stupid、 stupidなデザイン)」など、厳しい意見が相次いでいる。

ワールドカップまであと数か月というタイミングで、すでに数百万枚のユニフォームが販売されたり、代表チームに提供されたりしている。ナイキがどのように対応するのか、注目が集まっている。

出典: Futurism