米首都ワシントンD.C.を拠点とする2つの低予算・低パフォーマンス組織、ワシントン・ナショナルズ(MLB)国立公園局が、今週ソーシャルメディア上で大きな失態を演じた。

ナショナルズの公式Twitterアカウントが先陣を切り、選手やアナウンサーに「国立公園でお気に入りの店舗は?」と尋ねる動画を投稿。その「ジョーク」の内容は、国立公園に店舗は存在しないという事実を突くものだった。しかし、その皮肉は裏目に出てしまった。

「国立公園ってどこ?」
ショートストップのC.J.アブラムス選手は、この質問に対しそう答えた。

この一件は、スポーツ界のソーシャルメディア担当者の間で広まりつつある「悪しき流行」の象徴とも言える。多くの時間と「創造性」を費やして、他者を愚弄するような投稿が後を絶たない。しかし、その多くは単に無知を露呈するだけの結果に終わっている。

国立公園に店舗は存在しない

国立公園は自然保護区であり、商業施設は原則として設置されていない。にもかかわらず、ナショナルズの担当者はこの基本的な事実を理解しておらず、選手やアナウンサーに無意味な質問を投げかけた。その結果、ネット上では「勉強不足」「非常識」といった批判が相次いだ。

「国立公園に店舗がないのは常識。それを知らないとはプロとして失格だ」
— MLBファン (@MLB_Fan123) 2024年5月10日

スポーツ界のソーシャルメディアが陥る「悪しき流行」

近年、スポーツチームのソーシャルメディア担当者の間で、過度な「面白さ」を追求するあまり、的外れな投稿が増加している。例えば、選手に対して「チームの歴史を教えて」と尋ねたり、スタジアムの特徴を知らない選手に「ここはどこ?」と聞いたりする動画が散見される。これらは一見「親近感」を演出するかもしれないが、実際にはチームや選手の無知を露呈するだけの結果に終わっている。

ナショナルズの今回の投稿もその典型例と言える。担当者は「面白い」と考えたのかもしれないが、結果としてチームのイメージを損ねるだけの失態となった。

ファンからの反応は厳しい

ソーシャルメディア上では、ナショナルズの投稿に対する批判が相次いだ。多くのファンは「プロとしての基本がなっていない」と指摘。中には「このレベルの担当者がいるチームは信頼できない」とまでコメントする声もあった。

一方で、一部のファンからは「選手が知らなかったのは仕方ない」と擁護する声も上がったが、その数は少数にとどまった。

この騒動を受け、ナショナルズの広報担当者は「今後はより慎重な投稿を行う」とコメントしたが、ファンの信頼回復には時間がかかりそうだ。

出典: Defector