MSNBCの人気番組「Deadline: White House」の司会者であるニコル・ウォレス氏は、トランプ前大統領がオーバルオフィスで行われた医療費負担に関するイベント中に居眠りをしていたと指摘し、その行動を厳しく批判した。

ウォレス氏は番組内で「大統領は、重要な政策会議の最中に『まぶたの裏で会議を開催』していたのです」と述べ、皮肉を交えて「白色雑音マシンやメラトニンなど必要ありません。政策に関する重要な議論で眠りに落ちるのですから」と皮肉った。

さらにウォレス氏は、この居眠りの数時間後、トランプ氏が深夜から早朝にかけてソーシャルメディアに18回も投稿していた事実を明らかにした。その内容は「差し迫った緊急性のあるものではなく、朝のラッシュで行うような些細な主張ばかり」だったという。

特に注目されたのは、午前1時13分に行われた「2020年の選挙結果を永久に抹消せよ」という投稿で、ウォレス氏は「こんな時間に選挙の無効化を主張する大統領の姿勢こそが、彼の職務遂行能力に疑問を投げかけるものだ」と指摘した。

ウォレス氏は「トランプ氏はここ数ヶ月でホワイトハウスのイベント中に居眠りをしたと見られる回数が複数回に上る」と述べ、その理由の一つとして「最新の世論調査で、有権者の55%がトランプ氏に十分な精神的能力がないと考えている」というフォックスニュースの調査結果を引用した。

さらに「現在のイランとの戦争の最中や経済危機など、多くの課題に直面する中で、トランプ氏は前任者に対して日常的に行っていた『職務を遂行する能力がない』という批判を、自ら招いているのです」と厳しく断じた。

ウォレス氏は「これらの事実が、単なる気味の悪い話で済むのであればまだ良いのですが、私たちが置かれている状況は最悪の時ではありません。しかし、8週間に及ぶイランとの戦争や経済の課題が山積する中で、トランプ氏は自身の前任者に対して日常的に行っていた批判と同じ状況に直面しているのです」と語った。

トランプ氏はこれまで「睡眠時間は4時間程度」と主張しており、ホワイトハウス報道官のカロリーヌ・レヴィット氏も先月、ジョージ・ワシントン大学でのイベントで「上司は一晩中起きており、どんな時間でも電話をかける可能性がある。睡眠時間は4時間程度」と発言していた。

出典: The Wrap