NFLのミネソタ・バイキングスは、ディフェンシブエンドのジョナサン・グリーナードをフィラデルフィア・イーグルスへ放出するトレードを発表した。獲得したのは、2026年と2027年のドラフト3巡指名権に加え、2026年ドラフト244番目の指名権。この移籍により、バイキングスは今夜のドラフト3巡目で3つの指名権を保持することとなった。

グリーナードは2023年にテキサンズからバイキングスへFAで加入したが、2025年シーズンは怪我の影響で12試合に出場し、10試合に先発出場にとどまった。このシーズンの成績は3サックにとどまり、前年の2024年の12サックから大きく後退した。バイキングスは、グリーナードの2026年シーズンの契約(当時の推定総額1900万ドル)に対する大幅なアップグレードを求める要求に応じられなかったとみられる。

その一方で、グリーナードは代理人ドリュー・ローゼンハウスを通じてリークされた情報によると、4年総額1億ドルの大型契約をイーグルスで結んでいる。この金額はエッジラッシャーとしての市場価格の上位水準には及ばないものの、グリーナードにとっては大きな飛躍となった。トレードの可能性については数週間にわたり噂されていたが、今回の決定により、バイキングスは将来の戦力強化に向けた新たな一手を打った形だ。

トレードの背景と今後の展望

バイキングスは、2025年のドラフト2巡目指名権を獲得した直後、グリーナードの放出に踏み切った。これは、チームが将来のドラフト資産を確保しつつ、成績不振の選手との契約延長を回避する戦略的な判断とみられる。一方で、イーグルスはグリーナードの獲得により、ディフェンスラインの強化を図る狙いだ。

今後のバイキングスは、ドラフト3巡目で獲得した指名権を活用し、新たなタレントを獲得することで、チームの再建を進める見込みだ。グリーナードの放出は、ファンの間で賛否両論を巻き起こす可能性が高いが、バイキングスにとっては戦略的な選択肢の一つとなった。