米国の政治家、バーニー・サンダース氏(84歳)がバスケットボールのシュートを決める18秒の動画が先週末、SNSで急速に拡散された。しかし、その注目を集めたのは84歳にしてほぼ完璧なフォームを披露した技術や、4本連続でシュートを決めた実力、あるいは「以上!」と不機嫌に締めくくる独特のキャラクターではなく、動画に込められたメッセージだった。
ミネソタ州のバスケットボールコートで撮影されたこの動画。サンダース氏は同州の民主党副知事候補、ペギー・フラナガン氏(民主党)の上院議員選挙応援のために同地を訪れていた。自身の政治運動「オリガルヒとの戦いツアー」の一環であった。
動画の中でサンダース氏は、若い政治家の育成を称賛しつつ、民主党が選挙で勝利していたならば自身が大統領になっていた可能性を示唆する発言をした。その内容は「新世代の政治家を育てることは素晴らしいが、我々はそれを怠った。その結果、我々は勝利を逃したのだ」というものだった。
バスケットボールが過去を振り返る象徴的な場面として注目を集めることは、これまでにもあった。例えば、2020年の大統領選挙でジョー・バイデン氏を応援していたバラク・オバマ元大統領は、選挙運動中にカジュアルに3ポイントシュートを決めた。軽快な足取りでマスクを下ろしたオバマ氏は「これが私の得意技だ!」と堂々と語った。
しかし、サンダース氏の動画がこれほどまでに話題となった理由は、その技術やパフォーマンスではなく、民主党の選挙戦略に対する皮肉と、自身の敗因を示唆する発言にあった。多くのユーザーがこの発言に反応し、ソーシャルメディア上で議論が巻き起こった。
出典:
Mother Jones