デトロイト・ピストンズは、10月15日(火)のイースタン・カンファレンス準決勝第1戦でクリーブランド・カバリアーズを111-101で破り、シリーズを先勝した。ホームコートのアドバンテージを最大限に活かしたピストンズは、序盤から圧倒的な存在感を見せつけた。

特に第1クォーターでは、攻撃の要であるケイド・カニンガムを中心に、インサイドへの積極的な侵入と激しいコンタクトを繰り返し、審判の笛を多く吹かせる戦術でカバリアーズを翻弄。その結果、カバリアーズがわずか2本に対し、ピストンズは12本のフリースローを得るという圧倒的な数字を叩き出した。加えて、カバリアーズのシュートが冷え込んだことで、16点のリードを築いたピストンズは、その後も上位シードの余裕を見せつけ、試合を支配した。

カニンガムの成熟ぶりが光る活躍

ESPNが配信した試合映像では、カニンガムとカバリアーズのジェームズ・ハーデンの「激突」が取り上げられているが、実際の内容は「戦い」と呼ぶには程遠いものだった。カニンガムは全体的に素晴らしいパフォーマンスを見せ、特に「常に正しいプレーを選択する」という特質が際立った。たとえシュートが決まらなくとも、味方の得点やチャンスにつながるプレーを次々と演出した。

第2クォーターでは6本中5本の2ポイントシュートを外したカニンガムだが、そのプレースタイルは既に成熟期に入っており、決してパスを出して隅に隠れるようなことはなかった。常にボールに絡み、シュート、パス、スクリーンといった多彩なプレーでチームを牽引。後半にカバリアーズが反撃に転じた際には、3連続でアシストを記録し、いずれもダンクにつなげるなど、試合の流れを一変させた。その後もスクリーンをかけて味方のオープンシュートを演出したり、ダノン・ミッチェルを押し込んでレイアップを決めるなど、オフェンスの核としての存在感を示した。

ハーデンの課題が浮き彫りに

ハーデンも一定の活躍を見せたが、3ポイントシュート7本中6本を外すなど、シュートの調子が悪かった。また、ディフェンスのヘルプが遅れるとパス回しで失点を招く場面が目立ち、中距離シュートが不調な際のハーデンのプレーは、ファンにとって不安材料となった。歴史的に見ても、ハーデンのシュートが不調な時は、他の部分の活躍でカバーすることが難しくなる傾向にある。

出典: Defector