バスケットボールの試合を観戦する際、多くの人が行うのが「逆転可能なスコアは何か」を考えることだ。特に第4クォーター残り5分前後で、リードしているチームがどのスコアまで到達できれば相手が追いつけないかを予想する。筆者もその一人で、昨夜行われたクリーブランド・カバリアーズとデトロイト・ピストンズのプレーオフ第5戦で、その数字にたどり着いたのが残り3分57秒の時点だった。
ピストンズは、ダニス・ジェンキンスのレイアップで100点に到達。一方のカバリアーズは91点と低迷していた。ドンバン・ミッチェルはシュートが全く決まらず、ジェームズ・ハーデンはスペースを作れず、エヴァン・モブリーはターンオーバーを繰り返すなど、カバリアーズは散々な状態だった。筆者の「エルム・エンディング」的な視点で考えると、カバリアーズが106点まで到達できるかが焦点となった。残り237秒で15点を奪うのは、奇跡でもない限り不可能に近かった。
逆に、ピストンズが残り6点を奪う可能性は? フリースローや意図的ファウルの可能性を考慮しても、カデイ・カニンガムが自由に動ける状況では、ピストンズがリードを守り切る確率は高かった。この時点での筆者の予想スコアは106-91。決して大胆な分析ではなく、むしろ「間違いようのない」楽しみ方だった。
試合はカバリアーズが終盤に反撃を見せたが、ピストンズも粘り強くリードを守った。マックス・ストラスが clutch なスリーポイントを決めた直後、ピストンズはオフェンスリバウンドからトビアス・ハリスへのパスで再びスリーポイントを決め、リードを9点に広げた。残り3分で3点しか奪えない状況では、もはやカバリアーズの逆転は不可能に思えた。ピストンズは見事にリードを守り切ったのだ。