元FOXニュース司会者で、現在ワシントンD.C.の検事総長を務めるジーニーン・ピルロ氏が、トランプ政権2期目の報道に対する厳しい見方を示した。同氏は、現代のジャーナリストを「制御不能」と表現し、メディアの在り方に警鐘を鳴らした。

ピルロ氏は11月7日、ビル・オライリー氏がホストを務めるポッドキャスト番組「We’ll Do It Live!」に出演。オライリー氏が現代メディアの「反トランプ傾向」について語った際、ホワイトハウス記者会 dinner(WHCD)に対する懸念を表明した。オライリー氏は「大統領職を馬鹿げたディナーで攻撃されるのはごめんだ」と発言し、ピルロ氏もこれに賛同した。

「本当にそう思います。あの人たちは制御不能です。大統領職への敬意がまったくありません」とピルロ氏は応じた。

さらに同氏は、オバマ政権時代のFOXニュースの報道を振り返り、「私たちはオバマ大統領とは意見が合わなかったが、混乱を招くことはなかった」と主張。一方で現政権下のメディアについては、「意見の相違が暴力や様々な問題を引き起こしている」と批判した。

ピルロ氏は、自身の職務への影響については「影響はない」とした上で、「私の役割は、放置されていたこの職務を立て直すこと」と語った。

オバマ政権時代のFOXニュースとの確執

FOXニュースで15年以上にわたり活躍したピルロ氏だが、同局はオバマ政権時代、政策からファッションに至るまであらゆる面で大統領を批判していた。当時のホワイトハウス広報担当だったアニタ・ダン氏は、FOXニュースを「共和党の調査・広報部門のような存在」と表現。オバマ大統領自身も「メディアがトークラジオのような体質なら仕方ないが、ニュースメディアとして機能するべきだ」と発言していた。

トランプ政権下のメディアとの緊張関係

こうしたオバマ時代の対立は、現在のトランプ政権とメディアの緊張関係に比べれば小さなものに過ぎない。トランプ大統領とその側近らは、ニューヨーク・タイムズやBBC、デモイン・レジスター紙など主要メディアを「フェイクニュース」と非難。さらに、女性記者に対し「醜い」「能力がない」などの侮辱的な発言を繰り返してきた。

昨年、ホワイトハウス報道官のアビゲイル・ジャクソン氏は「トランプ大統領は政治的に正しく振る舞うことはなく、率直な発言で国民の支持を得た」と擁護。また「これはジェンダーの問題ではなく、メディアへの信頼が過去最低の水準にあることが問題だ」と述べた。

出典: The Wrap