ピンタレストの参考画像検索が困難に

アーティストやイラストレーターにとって、ピンタレストは花や果物、家具などの参考画像を探すのに便利なプラットフォームだった。しかし、最近のAI生成画像の氾濫により、その利便性が大きく損なわれているという声が上がっている。

AI生成画像の特徴と問題点

あるアーティストは、花の参考画像を探していた際、茎の部分に不自然な金属部品がついていることに気づいた。さらに花びらの形状も不自然で、明らかにAIによって生成された画像だと判断した。彼女は「AI生成の参考画像から絵を描きたくない」と話す。多くのユーザーが同様の不満を抱えており、AI生成画像には「AIスラップ(AIゴミ)」というコメントが殺到している。

AI生成画像の特徴として、以下の点が挙げられる。

  • 不自然な光沢:果物の皮が完璧に輝いており、傷一つない
  • 動きのなさ:花の茎がまっすぐで、重みによる曲がりがない
  • ラベルの有無に関わらず判別困難:AI生成と明記されていない画像も多く、見分けがつかない

AI生成画像を非表示にする方法

ピンタレストでは、AI生成画像を非表示にする設定が存在する。しかし、その方法は直感的ではなく、プロフィール設定の奥深くに隠されている。

設定方法:

  1. プロフィール画面を開く
  2. 設定アイコンをクリック
  3. 「おすすめを改善」から「生成AI」タブを選択
  4. すべてのAI生成コンテンツをオフにする

ただし、この設定をしてもAI生成画像が完全に排除されるわけではない。また、人間が制作したアート作品がAI生成と誤認されるケースも報告されている。

アーティストの懸念とプラットフォームの課題

404 Mediaの取材によると、一部のアーティストは自分の作品がAI生成とラベル付けされる事態に直面している。これは、ピンタレストの新しいAIモデレーションツールによるものとみられる。ピンタレストにとって、AIは単なる機能ではなく、プラットフォームの根幹を支える要素となっている。

「AIはピンタレストにとって、バグではなく、むしろ重要な機能の一つだ。しかし、それがアートコミュニティに与える影響は計り知れない。」

まとめ:アートコミュニティの声を無視できないピンタレスト

ピンタレストのAI生成画像問題は、アーティストやクリエイターにとって深刻な課題となっている。ユーザーは参考画像の信頼性を失い、プラットフォームの将来に不安を感じている。ピンタレスト側は、AIモデレーションの精度向上やユーザーへの透明性確保が求められている。

出典: Aftermath