2024年6月22日、イギリス・ロンドンで行われたWBO世界ヘビー級タイトルマッチ。ファビオ・ウォードリー(イギリス)は、序盤こそダニエル・デュボア(イギリス)を圧倒したが、その後の反撃に耐え切れず、10回TKOで敗北した。

試合は序盤からウォードリーのペースで進み、第1ラウンド開始わずか12秒で右ストレートがデュボアをダウンさせた。第3ラウンドでも再び右ストレートが決まり、デュボアをマットに沈めた。しかし、その後はウォードリーのパンチがことごとく空を切り、逆にデュボアの鋭いジャブと右ストレートがウォードリーの顔を徹底的に攻撃した。

第6ラウンド終了間際には、デュボアの連打でウォードリーがよろめき、レフェリーのハワード・フォスターが試合を止めることもできた。ウォードリーのセコンドも、その後のラウンドで何度もタオルを投げ入れる機会があった。しかし、ウォードリーは驚異的なタフネスで立ち上がり続け、ダウンこそしなかったものの、ダメージは蓄積されていった。

解説者は「ウォードリーのアゴはナイトの称号に値する」と称賛したが、その耐久力が逆に仇となった。多くの選手がこのようなダメージを受ければ試合を続行できないが、ウォードリーはそれでも立ち上がり続けた。しかし、その結果、デュボアの反撃にさらされ続け、最終的に10回TKOで敗北した。

この試合前のメディアの注目は、デュボアの脆弱性に集まっていた。2023年にはオレクサンドル・ウシクに8回KOで敗れ、その後3連勝で勢いを取り戻したが、再びウシクに5回でKO負けを喫した。デュボアはハードな局面で臆病な一面を見せることがあり、カメラ前でのぎこちない態度も相まって、常に注目の的となっていた。

「ウォードリーのアゴはナイトの称号に値する」
——解説者のコメント

この試合でウォードリーのタフネスは称賛されたが、同時に彼の限界も露呈した。デュボアの反撃に耐え切れず、痛恨の敗北を喫した瞬間だった。

出典: Defector