アメリカンな夢を象徴する車両、すなわちクラシックなトラックの雰囲気とモダンな走りを兼ね備えた車両が数多く市場に登場している。筆者はこれまで数多くのモデルを試乗してきたが、その中で最も優れていると断言できるのが、フォード・ブロンコの2ドア手動モデル「ベースカッチ」だ。このモデルは、ラフさと洗練さ、実用性とパワーのバランスが完璧に取れており、ここ数年で最も気に入った新車の一つと言える。

6代目ブロンコの真価を引き出す「ベースカッチ」

6代目フォード・ブロンコがデビューしてから6年近くが経過し、その基本的な印象は広く知られるようになった。今回筆者は、一般的なカーレビューの文脈を省き、この特殊なサブモデルに焦点を当て、南カリフォルニアでの軽いオーバーランドツアーを通じて得た体験を紹介したい。

「ベースカッチ」とは?その魅力を徹底解説

フォード・ブロンコは、その基本的な構造により、いずれのモデルも一定のオフロード性能を備えている。しかし、その中でも特に rough terrain に最適化されたモデルが存在する。

  • ブロンコラプター(約8万ドル):高速で砂漠を疾走するためのビーストモデル
  • バッドランズ(約5万ドル):バランスの取れた基本装備(大径タイヤ、リヤデフロック、パフォーマンスサスペンション)を備えた万能型
  • ベースモデル + サスカッチパッケージ(約43万ドル + 8,500ドル)究極のコストパフォーマンスを実現した極限オフロード仕様

この「ベースモデル + サスカッチパッケージ」こそが、非公式に「ベースカッチ」と呼ばれるモデルだ。本格的なオフロード走行を目指すユーザーにとって、この組み合わせは驚くほどの価値を提供する。

サスカッチパッケージで何が変わるのか?

サスカッチパッケージは、以下のような充実した装備を追加する。

  • フロント・リヤデフロック:不整地での走破性を大幅に向上
  • 35インチタイヤ + 17インチホイール:高い走破性とスタイリッシュな外観を両立
  • 大型フェンダーフレア:タイヤの拡張に対応し、泥はねから車体を保護
  • 高性能ビステンショックアブソーバー:高いクリアランスとマルチサーフェスでの優れた減衰性能を実現
  • 4.7:1 最終減速比:低速域でのパワーを向上させ、4気筒エンジンでも35インチタイヤの負荷に対応

8,500ドルという追加費用は決して安くはないが、もしこの装備をオフロード専門ショップで個別に購入し、既存の車両に取り付けようとすれば、はるかに高額な費用がかかるだろう。フォードが工場出荷時にこのような装備を一括で提供し、保証付きで購入できるというのは、非常に魅力的なオプションだ。

「サスカッチパッケージがなくてもブロンコのオフロード走行を楽しむことはできる。しかし、ベースカッチはまさに『セット&フォーゲット』の究極の装備であり、何年間も追加の改造なしで走行を楽しむことができる。」

実用性と走破性のバランスが取れた究極のモデル

サスカッチパッケージを装備した2ドアベースモデルは、その走破性能の高さで注目を集めている。具体的な数値を見てみよう。

  • 最低地上高:295mm
  • 接近角:37.2度
  • 離脱角:33.5度
  • 横断能力:823mm

これらの数値は、一般的なSUVと比較して圧倒的に高く、 rough terrain においても安心して走行できることを示している。また、車両下部の重要な部品は高い位置に配置されており、岩場や凸凹道でもダメージから保護される設計となっている。

まとめ:究極のコストパフォーマンスを求めるユーザーに最適

フォード・ブロンコのベースカッチモデルは、その手頃な価格と圧倒的なオフロード性能により、まさにアメリカンな夢を叶える車両と言える。クラシックなトラックの雰囲気とモダンな走りを兼ね備え、実用性とパワーのバランスが取れたこのモデルは、オフロード愛好家にとってまさに理想の一台だ。

もしあなたが、手頃な価格で究極のオフロード性能を手に入れたいと考えているなら、フォード・ブロンコのベースカッチモデルは最もおすすめの選択肢となるだろう。

出典: The Drive