アウグスト・ウィルソンは「フェンス」と「ピアノ・レッスン」でピュリッツァー賞を2度受賞したが、「ジョー・ターナーの来る日」もその栄誉に値する傑作だ。同作がエセル・バリモア劇場で再演され、土曜日に開幕した。デビー・アレンが演出を手掛け、2008年の「熱いトタン屋根の猫」以来のブロードウェイ作品となるが、今回は全く異なる輝きを放っている。

アレンの演出による「ジョー・ターナーの来る日」は、第一幕から観客を引き込み、緊張感が高まるにつれてその魅力を増す。ウィルソンの「世紀サイクル」第2作にあたる本作は、1911年のピッツバーグを舞台に、かつて奴隷だった人々やジョー・ターナーの被害者たちの物語を描く。テネシー州知事の弟であるジョー・ターナーは、黒人男性を拉致して強制労働させる「チェーン・ギャング」を経営していた。本作では、ターナーに7年間拘束されたハーラド・ルーミス(ジョシュア・ブーン)が、幼い娘ゾニア(サバンナ・コモドア)の手を引いて舞台に登場する。

「ジョー・ターナーの来る日」は、寄宿舎を舞台にした「語りの劇」でありながら、圧倒的な出来事が次々と展開される。ジョシュア・ブーンのハーラド・ルーミス役は、今シーズン最も印象的なデビューの一つだ。無言の迫力と存在感で観客を圧倒し、第一幕のクライマックスから最終カーテンまで、その演技は衰えることがない。

ルーミスは、7年間行方不明だった妻(アビゲイル・オンワナリ)を探す旅の途中で、若い女性マティ(ニメネ・シエラ・ウレ)と出会う。マティもまた、最近愛する人を失ったばかりの女性だ。二人の静かな交流は、ルーミスの壮絶な登場シーンと並ぶ、本作の見どころの一つだ。しかし、そこには西部劇のような演出効果はなく、二人の俳優が舞台に立つだけで、ルーミスがジョー・ターナーによって受けた恐怖と痛みが伝わってくる。

第二幕でルーミスがマティから離れていくシーンは、今シーズン最も忘れられない、心を打つ瞬間の一つだ。とはいえ、ルーミスは主要な役柄の一つに過ぎない。本作を支えるのは、寄宿舎の経営者であるベルとセドリック(タラジ・P・ヘンソンとセドリック・ジ・エンターテイナー)の存在だ。彼らは本作の看板スターでありながら、控えめな演技で観客を魅了する。今シーズンのブロードウェイは、トニー賞ノミネートを目指す華やかなパフォーマンスが目立つが、ヘンソンとセドリックはそのような演出をせず、控えめながらも深い演技で観客を圧倒する。

出典: The Wrap