共和党所属のトーマス・マスキー議員(ケンタッキー州選出)は、昨年の支援表明にもかかわらず、世界一の富豪イーロン・マスク氏から選挙支援を受けられない状況にある。

マスキー議員は、今期の選挙戦でマスク氏からの支援を期待していないと述べ、議員活動の困難さを皮肉った。同議員は、トランプ前大統領の政治組織から選挙敗北を目指す標的とされた初の共和党現職議員であり、今回の選挙結果はトランプ氏の影響力を測る指標と見なされている。

選挙戦の現状

直近の世論調査によると、マスキー議員のリードは前回の選挙戦と比較して大幅に縮小している。4月初旬に実施されたQuantus Insightsの調査では、5月19日の予備選挙におけるマスキー議員の支持率は46.8%、対立候補のエド・ガルリン海軍特殊部隊出身者は37.7%、未定が14%という結果だった。マスキー議員はこれまで再選で圧勝してきたが、今回は接戦が予想される。

関係者の発言

「ビジネス関係者が政治に関与する際、トランプ氏への全面的な支持なしでは、自身のビジネスに悪影響を及ぼすリスクがある。イーロン氏の場合は分からないが、他の寄付者にはその傾向が見られる」
— マスキー議員

マスキー議員は、具体的な寄付者名を明かすことはなかった。また、マスク氏に対する敵意や不満はないと述べた。

マスク氏の政治資金活動

マスク氏は2025年後半、共和党系の下院・上院議員支援のための超党派政治団体に多額の寄付を行ったことが報じられている。さらに、ミッチ・マコーネル上院議員の後継候補としてトランプ氏が支援するネイト・モリス氏への1000万ドル規模の寄付も行っている。

出典: Axios