アトランタ・ファルコンズのフランチャイズ社長に就任したマット・ライアンにとって、開幕を迎える今シーズンは、かつてプレイヤーとして在籍していた頃とは全く異なる状況に置かれている。
最大の懸念材料は、マイケル・ペニックスのACL(前十字靭帯)再建手術後のリハビリだ。いつ戦線復帰できるのか、そのタイミングが不透明な状態が続いている。さらに、2026年シーズンにマイアミ・ドルフィンズでベンチを温めていたタウ・タゴバイロアが新たに加入したが、開幕時の先発QBとしての起用に対する不安は拭えない。
6月24日に行われたラジオ番組「680 The Fan」に出演したライアンは、トレーニングキャンプを前に「マイケルがどの状態で戻ってくるのか、正直わからない」と率直に認めつつも、両選手の取り組みに対する信頼を口にした。
「ACLの経験はないが、リハビリには一定のマイルストーンがある。時期が近づくにつれ、強度やスピードが上がるため、状態の変動も大きくなる」とライアンは説明。その上で「ペニックスは現在、良い状態にある」と述べ、両QBのオフシーズンの取り組みがチームにとってプラスになるとの見方を示した。
「QBはチームで最も競争心の強い存在であるべきだ。それが先発だろうと控えだろうと、試合に勝つために全力を尽くす。ペニックスとタゴバイロアの今シーズンのスタートは、我々を良い方向に導いてくれるはずだ」と語った。
シーズン開幕前のこの時期に、新体制の責任者から悲観的な発言は想像しにくいが、今夏の実戦でのパフォーマンスが、ライアンの楽観論を裏付けるか否かの分かれ目となるだろう。