NFLのロサンゼルス・ラムズは、クォーターバック(QB)のマシュー・スタッフォードについて、2026年以降もプレーを続ける可能性があるとの見方を示している。

NFLネットワークのイアン・ラポポートによると、ラムズとスタッフォードは「2026年以降の契約」について「深い議論」を交わしているという。ラムズ側は、スタッフォードが2026年以降も現役を続ける「現実的な可能性」を信じていると伝えられている。

タイ・シンプソンの存在が議論を複雑化

一方で、ラムズが2025年のドラフトで指名した若手QB、タイ・シンプソンの存在が、この議論にさらなる波紋を投げかけている。シンプソンは大学時代の出場機会が限られており、その「限られたサンプルサイズ」が懸念材料とされてきた。

2026年以降もスタッフォードが現役を続けるシナリオでは、シンプソンがレギュラーシーズンで実戦経験を積む機会はほとんどないとみられている。これは、ラムズが「将来のQB」としてシンプソンを指名したことへの疑問を招いている。

MVPを擁するチームが「将来のQB」を指名

これまでのNFLの歴史で、前年のMVPを獲得した選手が在籍するチームが、その選手の「後継者」を1巡目で指名した例は極めて珍しい。ラムズは、スーパーボウル制覇を目指すための即戦力獲得よりも、将来のQB確保を優先した形だ。

その結果、ラムズの「将来」は2028年、あるいは2029年まで延びる可能性も出てきた。スタッフォードのプレー継続が実現すれば、チームは新旧QB体制の移行期間を長期化させることになる。