伝説のスーパーカー、Miura SVが3年の修復を経て蘇る
イタリアの名門自動車メーカー、ランボルギーニの伝統部門「ポロ・ストリコ」は、1972年式のMiura SVを3年にわたる徹底的な修復作業の末、見事な蘇りを遂げた。完成した車両は、イタリア・ローマで開催された「アンタラ・コンクール・ローマ」にて公開され、その美しさで注目を集めた。
「ルーチ・デル・ボスコ」ブラウンが Miura の魅力を引き立てる
修復前の状態は「オリジナル仕様と異なる構成」だったとランボルギーニは発表したが、詳細は明かされていない。しかし、その過程で車両は徹底的に分解され、「ルーチ・デル・ボスコ」と呼ばれる深みのあるブラウン塗装で再塗装された。一般的に自動車にブラウンは似合わないと言われるが、Miura の流麗なフォルムには驚くほどマッチし、金色のホイールとサイドスカートがアクセントとなっている。
内装にもこだわった完全復元
内装は、ランボルギーニのアーカイブから厳選された「セナペ」と呼ばれるタン色のレザーを使用。1972年当時の仕様を再現するため、ポロ・ストリコの専門家が徹底的に調査し、時代を経て変化した色合いを正確に再現した。さらに、フロントフェンダーのグリルやリアウインドウ上のルーバーもオリジナルに戻す作業が行われた。
コンクールで栄冠を勝ち取った Miura
今回の修復車両のほか、ランボルギーニは「コンクール・ローマ」に3台の車両を出展した。そのうちの1台は、1988年発売のCountach 25th Anniversaryの2台、そしてもう1台は、1969年の映画『イタリア式奇蹟』のオープニングシーンに登場したMiura P400だった。この Miura P400 は、2019年にポロ・ストリコによって修復されており、1970年代のスポーツグランツーリスモを対象とした「Class XIV」にて1位を獲得した。
「Miura SVの修復は、ランボルギーニの伝統と技術の粋を集めたプロジェクトでした。オリジナルの美しさを追求し、時代を超えて蘇らせることができました」
— ランボルギーニ公式コメント
ランボルギーニの伝統が生み出す最高の1台
ランボルギーニは、ポロ・ストリコを通じて、自社の歴史的モデルを後世に伝える取り組みを続けている。Miura SVの修復はその集大成であり、単なる復元にとどまらず、時代を超えたデザインの美しさを再確認させる貴重な事例となった。