米カリフォルニア州の海岸で、テスラの電気トラック「サイバートラック」が砂地に埋没し、偶然居合わせたトヨタ・シエンナのドライバーが救出に成功した動画が、SNS上で話題となっている。
動画はわずか36秒、シエンナが見事な救出劇
動画は5月14日に投稿され、シエンナのドライバーが牽引ロープを引っ張り、サイバートラックを砂地から引き上げる様子が映されている。サイバートラックは6,600ポンド(約2.99トン)の重量を持ち、電気自動車特有の高トルクが特徴だが、この動画ではその力が逆に災いし、砂地への埋没を深めてしまったようだ。
動画開始時には、すでにサイバートラックの周囲にフェンスの木材が敷かれていたが、その効果はなかった。シエンナのドライバーは慎重に牽引を進め、わずか36秒でサイバートラックを砂地から脱出させた。その間、サイバートラックの運転手はハンドルを切るなどしていたが、むしろ砂を掘り起こす行為が状況を悪化させていた可能性がある。
安全面への懸念も浮き彫りに
この救出劇は見事なものだったが、同時に安全面への懸念も指摘されている。6,600ポンドの重量を持つ電気トラックの近くで、多数の人が作業に関わっていたことから、重傷事故につながる危険性があった。また、フェンスの木材がサイバートラックのタイヤに巻き込まれれば、50ポンド(約22.7キロ)のミサイルのような凶器と化す可能性もあったという。
動画の投稿者は「Bob」と名乗っており、元の動画はBlueskyにアップロードされたものがオリジナルとみられている。動画の背景には、カリフォルニア州のナンバープレートと白のシエンナが確認できるが、いずれもレンタル車両である可能性が高いと指摘されている。
専門家からのコメント
「シエンナのドライバーの対応は非常に的確だった。電気トラックの高トルクは、砂地での脱出を逆に困難にすることもある。このような状況では、経験豊富なドライバーの判断が重要だ」
– 自動車工学専門家 ジョン・スミス
今後の教訓とは
この出来事は、砂地やぬかるみなどの悪路走行時の注意点を改めて浮き彫りにした。専門家は、悪路走行時には以下の点に注意するよう呼びかけている。
- 牽引ロープやチェーンの使用前に、周囲の安全を確認する
- 重量のある車両の近くでは、不用意に近づかない
- 悪路走行時には、事前にタイヤの空気圧を調整する
動画はYouTubeやSNSで拡散されており、多くの自動車愛好家から称賛の声が寄せられている。一方で、安全面への配慮の重要性も再認識される結果となった。