米国の中間選挙を目前に控え、共和党内の不安が高まっている。下院議長マイク・ジョンソン氏の指導力に対する批判が強まり、与党内の混乱が深刻化している。
先週の「地獄の一週間」と呼ばれる混乱を経て、ジョンソン氏は党の結束維持に奔走したが、共和党議員らは主要課題の法案審議で足並みが乱れた。テキサス州選出のトロイ・ネールス議員は「私たちは何一つまとまらない」と Capitol Hill で発言した。
特に注目されたのは、政府の無令状監視権限の延長、農業法案、国土安全保障省の予算措置など、共和党が優先する政策の審議だった。しかし、これらの法案は長時間の審議を経ても合意に至らず、党内の対立は収束しなかった。
ある下院共和党議員は「毎週のように緊急対応に追われ、私たちがここにいる意味すら分からなくなる」と不満を漏らした。
こうした混乱の背景には、上院で可決された法案に対する下院共和党議員の反発がある。議員らは自党の上院議員が提出した法案に強く反対しながらも、期限が迫る中で妥協を余儀なくされる状況が続いている。
「向こうは完全に混乱状態だ」と、ある上院議員が The Hill に対し匿名で明かした。同議員によれば、下院の主流派共和党議員も同様の不満を抱いているという。
「彼らは右往左往している。誰もが争っている状態だ」と、上院議員は述べた。
出典:
The New Republic