共和党全国下院委員会(NRCC)委員長のリチャード・ハドソン下院議員は、トランプ前大統領が推進した選挙区改編(ゲリマンダー)に対して、反対の立場を示した。バージニア州で行われた選挙区再編により、民主党が11月の中間選挙で3〜4議席を追加で獲得する可能性が出てきたためだ。

この動きは、共和党が強固な州で行ってきた選挙区改編の優位性を揺るがす可能性があり、トランプ支持者の間で混乱が広がっている。ハドソン議員は選挙区改編の是非について尋ねられた際、「私個人の判断ではない」と述べ、NRCCとしての関与を否定した。

ハドソン議員は、バージニア州最高裁が選挙区改編を巡る訴訟で判断を下すことを期待していると述べた。また、「この接戦は、バージニア州が厳しい党派的選挙区改編によって代表されるべきではないことを示している」と強調した。

共和党が選挙区改編を推進した5州

トランプ前大統領の指示により、共和党は選挙区改編を推進してきた。具体的には、ミズーリ、ノースカロライナ、テキサス、オハイオ、ユタの5州で選挙区地図の再編が行われ、共和党が9議席を追加で獲得する可能性があった。

しかし、バージニア州での選挙区改編の成功は、民主党にとって追い風となり、共和党の戦略が逆効果となった形だ。今後、他の州でも選挙区改編を巡る訴訟が行われる可能性があり、政治情勢がさらに流動的になることが予想される。