米国の独立系ニュースメディア「ザ・バルウォーク」が、10月23日、購読者数が100万人を突破したと発表した。同社は、2018年にニュースアグリゲーターとしてスタートしたが、現在は米国有数の独立系メディア企業へと成長を遂げている。

「ザ・バルウォーク」の成長の軌跡

同社の共同創設者であり、CEOのサラ・ロングウェル氏は、このマイルストーンを受け、読者に向けたメッセージを公開した。ロングウェル氏によると、同社の起源は2018年12月に遡る。当時、友人で「ザ・ウィークリー・スタンダード」の創設者であるビル・クリスタル氏が経営していた同誌が、所有者によって「親トランプ」路線に転換されたため、突然解雇された編集者たちがいた。

クリスマスまであと数週間というタイミングで、ロングウェル氏は解雇された編集者たちを支援するため、新たに立ち上げたニュースアグリゲータープロジェクト「ザ・バルウォーク」に彼らを迎え入れた。当初は小規模なプロジェクトだった同社だが、その後7年以上にわたり、米国を代表する独立系メディア企業へと成長を遂げた。

ニュース配信からポッドキャスト、イベント開催まで

同社は、当初はニュースアグリゲーターとしてスタートしたが、やがて独自の取材報道を展開するようになった。主要メディアが見落としがちなストーリーを発掘し、報道する体制を整えたのだ。また、複数のポッドキャスト番組をリリースし、そのうちのいくつかはチャート上位にランクインする人気番組となった。

さらに、米国各地(カナダも含む)でリアルタイムのイベントを開催するなど、読者との直接的な交流にも力を入れてきた。そしてこのたび、同社は100万人を超える購読者を獲得するに至った。

100万人の購読者が支える独立系メディア

100万人の購読者とは、同社のニュースレターや分析記事を毎朝・昼・晩に受け取るために、メールアドレスを登録してくれた「本物の人々」を指す。ロングウェル氏は、この成果は「皆さんの支えがあってこそ」と強調する。

同社は10月17日、ワシントンD.C.のオフィスで、新たに採用したスタッフと共にこのマイルストーンを祝った。新たなスタッフの採用は、有料購読者「バルウォーク+」メンバーからの支援があって初めて可能になったという。

「私たちは皆さんのおかげで、この壮大で信じられないほどの旅を続けることができています。皆さんがいなければ、ここまで成長することはありませんでした。心から感謝します。」

— サラ・ロングウェル(ザ・バルウォークCEO)

ロングウェル氏は、同社が「翼を使わず、祈りだけで」スタートした小さなプロジェクトから、今日のような成功を収めたのは、読者一人一人の支援があったからだと振り返る。そして、この成長は「皆さんのおかげ」と、改めて感謝の意を表した。