2026年4月23日、ペンシルベニア州ピッツバーグのアクリシュア・スタジアムで開催されたNFLドラフト1巡目にて、アリゾナ・カージナルスから全体3位指名を受けたノートルダム大学のジェレミヤ・ラブ選手(写真)。
2026年のNFLドラフトが終了し、新人王レースの注目が高まっている。ファンデュエルが発表した2026-27年シーズンのAP通信選出オフェンシブ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーの初期オッズでは、10人の攻撃系選手が1巡目で指名されたに過ぎない中、注目株がわずか数人に絞られている。
ラブ選手がリード、カージナルスの攻撃改革に期待
初期オッズで1位となっているのが、アリゾナ・カージナルスの新人RB、ジェレミヤ・ラブ選手(+320)だ。ノートルダム大学で活躍したラブ選手は、カージナルスの再編された攻撃の要として、即戦力として期待されている。
しかし、ラブ選手の新人王受賞には不確定要素もある。カージナルスのQB状況が不透明であることに加え、再構築中のオフェンシブラインの影響も懸念される。ラブ選手は2018年にサックォン・バークリー以来となるRBの受賞を目指すことになるが、過去の受賞者を見ると、圧倒的な数字を残す必要があるだろう。
AP通信の投票では、ラブ選手が受賞するためには1,000ヤード超えはもちろん、さらに上回る活躍が求められる。過去7シーズンで、ドラフト1巡目RBが1,000ヤード超えを達成しても受賞に至らなかったケースが複数存在する中、ラブ選手のチャンスは高いとはいえない。
QB候補の動向:メンドーザ選手に注目
ラブ選手に次ぐオッズ2位は、ラスベガス・レイダースの全体1位指名QB、フェルナンド・メンドーザ選手(+380)だ。今年のQBドラフトは弱いとされており、メンドーザ選手はフルシーズン先発する唯一の新人QBとなる可能性が高い。
メンドーザ選手は即戦力として期待されているが、数字を残す必要がある。昨シーズン、テネシー・タイタンズの全体1位指名QB、カム・ウォード選手はほぼフルシーズン出場したものの、サポート体制の不足によりAP投票で5位以内に入ることはなかった。その一方で、過去7シーズンの新人王受賞者のうち4人がQBであり、メンドーザ選手にも十分なチャンスが残されている。
WR陣の台頭:テイト選手とタイソン選手に注目
タイタンズのWR、カーネル・テイト選手(+650)とセインツのWR、ジョーダン・タイソン選手(+750)も有力候補だ。WRが受賞したのは過去7シーズンで3度あり、昨シーズンはカロライナ・パンサーズのタタイロア・マクミラン選手が4番手候補から受賞している。
テイト選手はタイタンズでウォード選手のNo.1ターゲットとして、タイソン選手はセインツで早期からの活躍が期待される。特にテイト選手は、ウォード選手の主要なレシーバーとしての役割が大きく、受賞の可能性を秘めている。
その他の注目選手:プライス選手とレモン選手
シアトル・シーホークスの新人RB、ジャダリアン・プライス選手(+1000)は、スーパーボウルMVPのケネス・ウォーカー3世選手の後任として期待されている。ノートルダム大学でラブ選手の控えを務めたプライス選手だが、十分な出場機会を得られるかが課題だ。
フィラデルフィア・イーグルスの新人WR、マカイ・レモン選手(+1200)は、不満を抱えるスターWR、A.J.ブラウン選手のトレード次第でチャンスが広がる。仮にブラウン選手が移籍しても、イーグルスのWR陣は混戦状態であり、レモン選手の活躍には不確定要素が残る。
まとめ:新人王レースの行方は?
2026年の新人王レースは、ラブ選手とメンドーザ選手の一騎打ちとなる可能性が高い。その一方で、WR陣の活躍次第では、テイト選手やタイソン選手が受賞する可能性も十分にある。各選手の出場機会とパフォーマンスが、受賞のカギを握るだろう。