米国の決済・金融サービス大手、Block社が運営する「Cash App」は2026年4月、6~12歳の子供向けに保護者が管理する専用アカウントの提供を開始した。同サービスは、子供の金融教育を支援することを目的としており、保護者はアカウントを通じてお小遣いの送金、貯蓄の設定、支出の追跡が可能となる。

Cash Appは2021年に13歳以上のユーザー向けにサービスを拡大していたが、今回の「Cash App Families」機能強化により、より若い年齢層への対応を強化した。保護者は、定期的な送金の設定子供の支出の監視アカウントのロックなどの管理機能を利用できる。子供は専用のデビットカードを受け取り、最大5つの信頼できるアカウントから支払いを受け取ることが可能だが、Cash App自体へのアクセスは制限される。

Cash Appの広報担当者は、「子供たちは安全性について学び、目標に向けた貯蓄を始め、自分だけのデビットカードをデザインして使用することで、金融リテラシーを身につけることができる」と述べている。

13歳以降は機能拡張の選択肢も

Cash Appによると、6~12歳向けの管理アカウントは、子供が13歳になった際に「スポンサー付きアカウント」への移行が可能となる。スポンサー付きアカウントでは、支払いの送受信株式投資暗号資産取引など、より多くの機能が解放される。ただし、これらのアカウントも引き続き保護者による監視・管理が行われる。

他社の動向との比較

保護者が管理する子供向けアカウントは、フィンテック業界では新しい取り組みではない。例えば、Venmoは2023年に13~17歳向けの支払いプラットフォームへのアクセスを開始。また、AppleGoogleもそれぞれ「Apple Cash Family」と「Google Wallet」で子供向けアカウントを提供している。Cash Appは、こうした競合他社よりも若い年齢層に焦点を当てたサービスを展開している点が特徴だ。

出典: Engadget