フロリダ州マイアミ発 — 2026年4月30日、F1マイアミグランプリが週末に開催される。しかし、レースのメインイベントとなる日曜日にかけて、雷雨や大雨の発生が予想されており、レース運営やドライバーの間で大きな注目を集めている。

木曜日に行われたメディアデーでは、天候が主要な議題となり、FIA(国際自動車連盟)は日曜日のレースに向けた悪天候のリスクを懸念。現在の気象予報では、日曜日の午後に激しい雷雨と最大1.27cmの降水量が見込まれており、その確率は85%に達する見通しだ。

オーストラリア人ドライバー、オスカー・ピアストリは木曜日のFIA記者会見でこう語った。「非常に興味深いレースになりそうだ。このマシンで雨中を走った経験があるドライバーはごくわずかだろう。バルセロナのシェイクダウンで数人だけかもしれない。しかし、このマシンは雨中走行が非常に難しい。特にクセのある挙動が影響する。 Miamiで雨が降れば、たいてい本格的に降るからね。どうなるか楽しみだ」

同じく木曜日に行われた記者会見で、メルセデスの新星キミ・アントンネリは、新型マシンのウェットコンディション走行について「非常に難しい」と表現した。「シルバーストンでのシェイクダウンで雨中を走ったが、本当に難しかった。マシンの挙動が予測しづらく、コントロールが難しい」と語った。

FIA、代替計画を検討

FIAは木曜日に声明を発表し、悪天候に備えた対策を進めていることを明らかにした。「現在の気象予報を注視している。昨年のマイアミGPでも同様の雷雨の脅威があり、その際には代替計画を実施した。今週末も必要に応じて計画を発動し、レースへの影響を最小限に抑える」と述べた。

昨年のマイアミGPでは、土曜日に行われたF1アカデミーレースの第2レースが雷雨により中止に追い込まれ、F1スプリントレースも悪天候下でスタートした。シャルル・ルクレールはスプリントレース前の予選でクラッシュし、決勝レースを欠場する事態となった。

レース日程変更の可能性も

メキシコ人ドライバー、セルジオ・ペレスは「FIAで日曜日のシナリオを再検討する会議が行われる。状況はかなり深刻に見える。週末の日程変更の可能性もある」と語った。

新型マシンは2022年以降のレギュレーション改定により、空力性能が向上したが、その一方でウェットコンディション下での安定性に課題を抱えている。多くのドライバーがこのマシンで雨中を走った経験が乏しく、レース運営は慎重な判断を迫られることになる。

出典: SB Nation