米司法省がドナルド・トランプ前大統領の政敵であるジェームズ・コミー元FBI長官を再び起訴した件について、保守系メディアの重鎮であるFOXニュースの論客も「全くのナンセンス」と断じた。

保守系誌「ナショナル・レビュー」に掲載されたコラムで、FOXニュース寄稿者のアンディ・マッカーシー氏は、コミー氏に対する2度目の起訴を「前回よりもさらに馬鹿げた内容」と厳しく批判した。

コミー氏の「罪」は、ノースカロライナ州の海岸で撮影された貝殻が偶然「8647」と並んでいた写真をSNSに投稿したことだった。コミー氏は、散歩中に既に並べられた貝殻を見つけ、政治的メッセージだと解釈したと主張したが、一部からは「8647」が「トランプ大統領を排除せよ(86は「追放」を意味する俗語)」を示唆しているとの指摘が上がった。

マッカーシー氏はこう書いている。「騒動が拡大すると、コミー氏は投稿を削除し、暴力を否定するとともに、暴力を意図していなかったと公表した。また、自ら秘密捜査官による事情聴取にも応じ、捜査は打ち切られた。大統領への暴力の脅迫どころか、暗殺を示唆する明確なメッセージもなかった。既知の証拠から、コミー氏が暴力を意図していたと合理的な疑いを超えて立証することなど、不可能だろう。」

さらにマッカーシー氏はこう続けた。「この茶番劇は、トランプ氏による政敵への法的攻撃の一環に過ぎない。コミー氏が有罪となる可能性は考えられないが、トランプ氏の手下たちは、彼に裁判を通じて不安、出費、そしてスティグマを与え続けている。」

米司法省は、コミー氏を「大統領への脅迫」および「州際通商における脅迹伝達」の容疑で起訴したが、元司法省幹部はCNNのカイトラン・コリンズ記者に対し、「今回の起訴は、私が生涯で見た中で最も酷い事例の一つかもしれない」と語った。