米メディアグループMS NOWは6月5日、政治ジャーナリストのShawna Thomas氏が同社の政治部門責任者に就任すると発表した。Thomas氏は「CBS Mornings」のエグゼクティブプロデューサーを5年間務めた後、先月に退任していた。

Thomas氏はMS NOWの政治部門を統括し、2026年の中間選挙と2028年の大統領選挙に向けた選挙報道を主導する。また、同社のテレビ放送網やデジタルプラットフォームに出演する予定だ。就任は6月8日からとなる。報道はPoliticoが先に伝えた。

Thomas氏は声明で「今の時代に求められる文脈と意味、そして政治の動向を伝えることで、視聴者に貢献したい」と語った。また「ワシントンD.C.への思いが強く、今回の就任は実質的な帰郷のようなもの」と続けた。

Thomas氏の起用により、MS NOWはかつての姉妹ネットワークNBC News時代の同僚と再会することになる。Thomas氏はNBC Newsでホワイトハウスと議会担当プロデューサー、番組「Meet the Press」のシニアプロデューサー兼シニアデジタル編集者を務めていた。MS NOWは最近、NBC NewsからPeter Alexander氏を招聘し、Luke Russert氏を「The Weeknight」の共同ホストに昇格させるなど、番組編成の刷新を進めている。Thomas氏はこれらの番組でプロデューサーを務めていた経験がある。

Thomas氏はまた、Vice Newsのワシントン支局長や、短命に終わったストリーミングプラットフォームQuibiのコンテンツ開発エグゼクティブとしても活躍してきた。

選挙報道の強化に向けた布石

MS NOWのワシントン支局長Sudeep Reddy氏は声明で「Shawnaの起用により、MS NOWは2028年の選挙報道の中心的存在となる体制が整う。これは歴史的な激戦となる見込みで、当社の規模と影響力を活かし、選挙の道筋をリードする立場にある」と述べた。

MS NOWは昨年、VersantComcastから分離し、NBC Newsから独立したことを機に、独自のニュース取材網の構築を進めている。これまでに数十人のジャーナリストを採用し、マーシャル・プロジェクトや英国Sky Newsなどと提携を結ぶなど、報道体制の拡充を図ってきた。

出典: The Wrap