米CBSの人気シリーズ「NCIS: Origins」シーズン2最終回(第18話「Hollywood Ending」)は、シリーズの未来を左右する大胆な展開で幕を閉じた。NIS(海軍捜査官)の活動拠点であるキャンプ・ペンドルトン事務所がスキャンダルにより閉鎖の危機に直面する中、エピソードはLala(マリア・モリノ)とGibbs(オースティン・ストウェル)の関係に焦点を当てた。

Lalaは恋人のManny(ミゲル・ゴメス)が証人保護プログラムの一環で遠方へ移送された後、保安官補の職を提案されていた。しかし、Lalaの離脱を阻止しようとするGibbsは、シリーズ恒例の「ハリウッド的キス」で彼女を引き留めることに成功。この瞬間は、シリーズの共同ショーランナーであるジーナ・ルシタ・モンレアルが「世界には悲しい出来事が多い中、幸せな瞬間を描けたことは本当に満足感があった」と語るほどの感動的なシーンとなった。

また、フランクスの兄であるメイソン(フィリップ・ウィンチェスター)が関わっていた謎のカルト集団の真相も解明され、 FBI捜査官ジョーイ・スワンソン(ハンナ・ベアフット)とマイク(カイル・シュミット)とのロマンスの火種も生まれた。さらに、組織名がNISからNCISへと変更された経緯についても、コメディタッチのエピソードで描かれ、実在の出来事に基づく意外な解決策が明らかになった。

シーズン2のハイライトと今後の展望

一方で、レギュラーキャラクターのランディ(ケイレブ・フート)が誘拐されるという衝撃的な展開もあり、その行方はシーズン3への伏線となった。モンレアルは「シーズン1のエンディングとはまったく違う雰囲気を目指した」と語り、シーズン2のテーマが「希望と再出発」であったことを強調した。

シーズン2の最終回は、モンレアルにとって最後の共同ショーランナーとしての仕事となった。シーズン3からは、シリーズの共同クリエイターであるデイビッド・J・ノースが単独でショーランナーを務め、2024年秋に全10話で放送される予定だ。

制作陣が語るシーズン2の総括

「シーズン2のエンディングは、これまでのシリーズとは一線を画すものにしたかった」とモンレアルは語る。「通常のNCISシリーズでは、恋愛の展開をじっくりと描くことが多いですが、今回はシーズン当初から決めていたLalaとGibbsのキスシーンを前倒しで実現させました。シーズンを通して二人の関係はすれ違い続け、Gibbsは結婚と離婚を経験するなど、様々な試練がありました。だからこそ、この瞬間がより特別なものになったのです」

また、ノースは「シーズン3では、新たなチームの再編と物語の展開に注力する。特に、フランクス家の過去や組織のルーツに焦点を当てることで、シリーズの魅力をさらに深めていきたい」と意気込みを語った。

「NCIS: Origins」は、1990年代を舞台にしたシリーズとして、オリジナルのNCISの前日譚という位置づけで人気を博してきた。シーズン3では、これまでの伏線を回収しつつ、新たなミステリー要素を取り入れることで、さらなる進化が期待される。

出典: The Wrap