「アッシュズ・オブ・クリエーション」とは
「アッシュズ・オブ・クリエーション」は、中世ファンタジーMMOとして知られるタイトルだ。2025年、Kickstarterで300万ドル以上を調達し、10年に及ぶ開発期間を経て、50ドルで早期アクセスが開始された。当初はDestructionのようなメディアからも注目を集め、将来性が期待されていた。しかし、早期アクセス開始からわずか2カ月でサービスは終了。210人以上の従業員が解雇され、最終給与すら支払われなかった。
崩壊の引き金となった出来事
2026年2月、イントレピッド・スタジオはサーバーを停止し、アッシュズ・オブ・クリエーションの開発チーム全員を解雇した。共同設立者でゲームの顔でもあったスティーブン・シャリフは、抗議の辞任を表明したとされる。しかし、その後すぐにシャリフによる資金の不正流用疑惑が浮上した。
資金の不正流用疑惑
Kickstarterで集めた資金のうち、最大140万ドルが個人的な Luxury に充てられた疑いがある。具体的には、マジック:ザ・ギャザリングのカード4万ドル分や、専属シェフの雇用費用などが含まれていたとされる。シャリフは後に、これらの支出は正当なものだと主張し、法廷で反論している。
経営陣の内紛とシャリフの主張
シャリフは、会社の崩壊は取締役会による敵対的買収が原因だと主張している。しかし、公式書類によると、シャリフ自身が唯一の取締役であったことが明らかになっている。シャリフは最近、11ページに及ぶ文書を発表し、自身に対する告発やYouTubeコンテンツ制作者、特に投資家のジェイソン・カラマニスによるキャンペーンを非難した。シャリフはカラマニスを「暴力的な個人」と呼び、自身の主張を裏付ける証拠があると主張している。
今後の展望と教訓
アッシュズ・オブ・クリエーションの崩壊は、ゲーム業界における資金管理とガバナンスの重要性を浮き彫りにした。多額の資金を集めたにもかかわらず、その使途や経営体制の透明性が問われる結果となった。今後、同様の事例を防ぐための規制強化や、投資家と開発者間の信頼構築が求められるだろう。