テキサス控訴裁判所は30日、極右系ニュースサイト「インフォウォーズ」の所有権移転を一時停止する決定を下した。これにより、風刺メディア「ザ・オンion」によるサイトの乗っ取り計画は頓挫した形となった。

インフォウォーズ創設者のアレックス・ジョーンズ氏は同日、X(旧Twitter)で「2度目の大勝利」と主張。同氏は「民主党とブルームバーグが支援するザ・オンionが、不正な手段でインフォウォーズを乗っ取ろうとした計画が、再び裁判所によって阻止された」と述べた。

ジョーンズ氏は動画メッセージでも「これは米国と司法制度への信頼を取り戻す朗報だ」と強調。さらに「勝利か死か」とのスローガンを掲げ、支持者への感謝を表明した。

「ザ・オンionは、インフォウォーズの皮を被ろうとした。だが、再び敗北した。神と支持者のおかげで、この卑劣な計画を阻止できた」
— アレックス・ジョーンズ

一方、ニューヨーク・タイムズ紙のメディア担当記者ベン・マリン氏は同日、裁判所命令の一部をXで公開。そこには「裁判所は所有権移転命令を一時停止する」との文言が含まれていた。マリン氏によると、ザ・オンionのCEOベン・コリンズ氏は「法的混乱を招く異常な判断」と表現し、サンド Hook銃乱射事件の被害者家族が、翌日に緊急救済を求める申し立てを行うと明かした。

今週初め、ジョーンズ氏が率いるフリー・スピーチ・システムズ(FSS)は、テキサス控訴裁判所に緊急動議を提出。下級裁判所の命令停止を求めた。この命令は、裁判所任命の管理人がインフォウォーズの資産を管理・収益化することを認めるものだった。

ザ・オンionは先週、インフォウォーズを陰謀論サイトから風刺メディアへと転換する新提案を発表していた。しかし、ジョーンズ氏側は「偽の所有権主張に基づく乗っ取り計画」と反発。今回の裁判所の決定は、この計画に対する司法の介入を示すものとなった。

出典: The Wrap