昨年のトロント国際映画祭で、脚本家エド・ソロモンは自身の過去と未来に同時に出会った。同映画祭では、ソロモンが脚本を手掛けた最新作『ザ・クリストファーズ』(スティーヴン・ソダーバーグ監督)が初上映される一方で、『ビル&テッドの時空冒険』(1989年)の特別上映も行われていたのだ。同作はソロモンとクリス・マセソンによる処女作であり、彼のキャリアを切り拓いたSFコメディとして知られる。

「会場に到着した時、40年の時を隔てた二作品が並んで上映されていたんです。片方は若者たちが芸術や音楽を通じて永遠を目指す物語で、もう片方は引退した老 artists が挫折と向き合い、失われた遺産に苦悩する物語でした。たった一つの場所で二作品が並ぶ光景に衝撃を受けました」とソロモンはザ・ラップのインタビューで語った。

この象徴的な配置は、まるでソロモンの脚本から飛び出したような演出だった。現在全米で公開中の『ザ・クリストファーズ』は、マイケル・C・ホール演じる失敗した画家の子供たちが、かつての名声を取り戻すべく、未完成の作品を完成させるという奇抜な計画を描く。舞台は一軒のボロ屋敷に限定されながらも、ソダーバーグ監督の特徴である巧妙な頭脳戦が展開される。

本作は、ソダーバーグ監督とソロモンの10年以上にわたる創作の旅の最新作だ。二人の出会いは、ソダーバーグ監督が「モザイク」という分岐型の narrativa(物語)に興味を持ち、ソロモンに声をかけたことから始まった。当時、ニューヨークに滞在していたソダーバーグ監督との面会に、ソロモンは「ニューヨークにいます」と嘘をつき、実際に飛行機のチケットを購入して現地に向かったという。

「監督の作品のファンだったと伝えました。面会は実り多いものになりました」とソロモンは振り返る。二人はプロジェクトの可能性について話し合い、「これは面白い。もっと長い物語にしてみよう」と意気投合。最終的にソロモンは350ページに及ぶ脚本を執筆し、HBOが引き受けることとなった(最終的に400ページに拡大)。このプロジェクトは、ユーザーの選択によって物語の方向性が変わる分岐型のオンライン体験として構想されたが、残念ながらサイトは閉鎖された。

「監督との出会いは偶然の産物でしたが、二人の創作の旅は今も続いています。今回の作品はその集大成と言えるでしょう」
— エド・ソロモン
出典: The Wrap