ニューヨーク自動車ショーでデビューしたばかりのクライスラー2027年型パシフィカが、発売から1か月で価格を引き下げるというサプライズを発表した。これにより、一部グレードで最大2,060ドル(約30万円)の値下げが実施される見込みだ。
価格改定の詳細とグレード構成
パシフィカの最安値は41,495ドル(輸送費1,995ドル込み)で、これは4月に発表された価格と同額だが、直近まで販売されていたボイジャーLXよりも100ドル高い。新たな価格体系では、以下のグレードが用意されている。
- パシフィカ Select:43,545ドル(当初は44,545ドルを予定)
- パシフィカ Limited:47,995ドル(当初は49,705ドル、2026年モデル比1,610ドル安)
- パシフィカ Pinnacle:54,910ドル(当初は同額、2026年モデル比1,185ドル安)
外観と内装の特徴
Select以上のグレードでは、新たなフロントフェイスとイルミネーション機能付きグリル、垂直LEDヘッドライトが採用される。リアにはLEDライトバーが装備され、クライスラーの新ロゴも採用された。内装はアナログメーターと7インチディスプレイを組み合わせたデザインで、10.1インチのUconnect 5インフォテインメントシステムが搭載される。
快適装備として、パワースライドドア、パワーリフトゲート、雨滴感知式ワイパー、17インチまたは18インチホイールが用意されている。Limited以上では、加熱・換気機能付きNappaレザーシートやデュアルパノラマルーフ、13スピーカーAlpineプレミアムオーディオシステムなどが追加される。
安全技術と標準装備
全グレードで以下の安全技術が標準装備される。
- アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付き)
- レーンディパーチャーウォーニング
- ブラインドスポットモニタリング(リアクロスパス検知付き)
- 自動緊急ブレーキ
- ParkSenseリヤ
Pinnacleグレードでは、ハンズフリー電動スライドドアや20インチホイール、シートピアノ調の内装など、さらに上質な仕様が加わる。
旧モデルとの比較
2027年型パシフィカは、2021年や2027年のフェイスリフトを受けず、2017年モデルのデザインを踏襲している。一方で、価格は旧モデルのボイジャーよりも高く設定されているものの、新たな装備が追加されているため、コストパフォーマンスの向上が期待できる。
「クライスラーは、発売直後から価格を引き下げるという大胆な戦略を取った。これにより、消費者の購買意欲を高め、競争力を維持しようとしている。」